2008年8月22日金曜日

TOKYO!!!!!!



ベネックスとカラックスとベッソンがその頃新しいフランス映画の
代表みたいなカンジだったなー、オレの20代。
オレはベネックスのほうが好きなんだけども
カラックスの映画も心にひっかかっている。
そんなカラックスは実に「ポーラX」から何年もメガホン取ってなくて
(メガホンって怪獣の名前のようだねえ)もう撮らないのかね、と
思ってたら撮った。
しかも東京で。

「TOKYO!」という映画で突如蘇ったのだった。
しかもミシェル・ゴンドリーとポン・ジュノと共に東京を
舞台にしたオムニバスだ。すごいすごい。
好きな監督ばっかりであってこれは素直に興奮するのであります。
ゴンドリー映画のとんちの効いた手作り感が好きだし
ポンさんの「殺人の追憶」はここ数年で最高の一本だし
「グエムル」最高だし。

とゆーわけで公開されたので観ました観ましたおもしろかった!
3本の中で一番好きなのはミシェル・ゴンドリーの
「インテリアデザイン」だった。
途中ぐっときたりした。
これは藤谷文子演じる主人公がじぶんの居場所を探すハナシなのであるが
ううむ。そうきたか。

思うにひとの居場所というものは、意外と自分で選べるものでは
なかったりするね。
いや勿論自分で選んで「その場所」に赴くわけですけどね、
その後受け入れてくれる人や場所やモノがあって
初めてそのひとの居場所になるんではないか、と常々考えてた。
昔から、いや今だって実は居心地悪い感覚がカラダから
消えない。
「ここに居ていいんですかね?」みたいな自分が常にいる。
子供の頃からそれは消えないので、これはもう一生ついてまわるのかも。

ただそれはネガティブな感覚ではなくて
折り合っていくカンジなんですけどね。
オレの居場所はどこだ!と叫んで通りすがりの人を刺したりはしませんよ。
ただ身の裡にある感覚として
常に意識してるというだけですが、この「インテリアデザイン」は
そういう感覚そのものの映画だった。
だからぐっときたのでした。

ポンさんの「シェイキング東京」は普通だったなー。
絵が最高にいいけど、おはなしとしては物足りなかった。
キレイにまとまりすぎてた感じがあります。
もっとザワザワしたハナシを撮る人の筈だし!

んでカラックスのは完全に人を喰ってた。
バカ映画といっていいでしょう!
なんか匂わせてるようでいて、なんにもないです。はっはっは。
個人的には冒頭のマンホールからメルドが出てきて
通行人を蹂躙しつつ歩き回るシーン、あれを45分ずーっとやって
くれたらよかったなー。
でてきて
あばれて
さっていく、という
怪獣映画の王道で。

とりあえずスクリーンで観て損はないので
是非。
ぜひぜひ。

2008年8月17日日曜日

おーどーろーくーほど



つーまらない芝居を観てしまった。
あわてて仕事に戻るが、どーしてあれほどつまらな、、、とか
考え出すのを抑えるのに脳の力を使ってしまうのだった。

2008年8月15日金曜日

ポニョダークナイトポニョ



この夏の二大話題作観た。
これはスクリーンで観とかんと、とスキマを縫って観たわけですが
満足した!

ポニョは宮崎さんの動く絵本なんである。
しかもラクガキ風にぶつぶつ半笑いで呟きながら
しゃかしゃか描きこんでるのを横で見せてもらってるカンジ。
いや愉しかった。
「ゲド戦記」は絵も話もダメだったので
座席に座ってるのが苦痛でしたけども
ポニョは話はもうどうでもよくても
絵が凄いので黙ってえんえん観ていられるわけなんであります。

「ダークナイト」はキレ味が鈍く静かに、しかし
激しい輝きを秘めたよく鍛えられた刃物の印象。
ポニョと対称に位置しそうな映画ですけど
どっちもやりきってる感があって凄かった。
ヒース・レジャーの死がひたすら残念であります。
ちなみにバットマンの造形に関してですけど
もちろん好きなんですけど、かっこいいんですけど
印象的にはティムバートンが作り出したイメージと変わらないのが
不満なんである。
エッジを効かせたり面と線の使い方はめちゃくちゃ上手いんだけどな。
でもアップの時のマスクのアウトラインが
もひとつ格好よろしくない。

アーマーテイストな作りは、視覚からコスチュームの強度を
知らせてくれて、勿論ハナシが早いんだけど
オレが映画で観たかったのはむしろ
David Mazzucchelliの「Batman: Year One」のシンプルな
造形ですよ。
一見黒いラバーのマスクとマント、グレーのボディは一見コットンか
ニットみたいなんだけど、よく見るとめちゃめちゃ細かい
幾何学的なメカニカルで編まれた防弾防刃繊維で、とかなんとか
説明はなんでもいいんだけど、すっごいシンプルで
細部がハイテク、というのが観たい!
3では是非!

2008年8月4日月曜日

ニャロメジェニーツィン




日本とロシア、極東の地でたてつづけに2大巨星墜つ。
と、無理矢理2大にしてみた。
最初にオレが模写したのがケムンパスとベシであります。
同世代の人間では多数派だと思って間違いないでやんす。ベシ。
ジャンプに載った読み切りの「ウンコールワット」が忘れられない。
かつてジャンプは元赤塚不二夫アシスタントである
とりいかずよしの「トイレット博士」という
うんこまみれのマンガも人気であった。マタンキ!
「ウンコールワット」はまさに師匠の貫禄を見せた
作品であったと言えようなんつて。
今のジャンプで復活するといいのにトイレット博士。
原作とりいさん、絵は小畑健でお願いしますうそです。