まあ知らない人はググって頂きたいが、
SFマガジンという雑誌は日本でいちばん老舗の
SF小説月刊誌なのである。
オレが生れた時にはもう存在していた。
早川書房という出版社から出ているその雑誌は
SF少年なら一度は通過する存在だったわけです。
中学生とか高校生のころは、読者欄に投稿もして
おりましたよ。そんでもってそこで知り合った東京の
子と文通したりしたなー!ぶんつうて!!
大事だったのはその読者欄に掲載されると当時は
その月にでる文庫本を1冊貰えるという事で
その後、へたなイラストをちょいちょい投稿しては
何度か掲載されて文庫本をせしめてました。
お小遣い内でやりくりするには、読みたい本が
多すぎたのでうれしいシステムでしたな。
そんなSFMのカバーは、加藤直之さんが担当されていて
それはそれは毎月かっこよかったものです。
毎号カバーがいちばん楽しみだった。
ずっと後にカバー担当してた小坂淳さんもエッジの効いた
強いイメージを放っててあこがれてました。
そんな雑誌で表紙を描くのは夢のひとつでして
やっとこさ叶ったなあという感慨もあります。
まあいつもの感じの絵になりましたけども!
なんとなく当時の加藤さんのイメージで色とか
塗ってみましたよ。
さらに雑誌の中で展覧会にあわせた特集まで
くんでいただいて、感謝です。あまつさえ加藤さんと
対談までさせてもらいまして!うひゃー!
加藤さんとは面識を得てからはそこそこ長いおつきあい
なのですが、いまだにお会いすると緊張するのです。
そんな今月号のSFマガジンをよろしく。