2015年12月27日日曜日
「俗の金字塔」賛!
窓ハルカというマンガ家がいましてね。「俗の金字塔」という
単行本がでてるのですがこれは紛れもなく傑作の原石ですよ!
ちょいといま一段落したのでオススメされた漫画を読んでみたです。
なかなか若い頃みたいに手当たり次第に本を読む、というのが
時間的にも体力的にもむずかしくなってきてるので
やっぱし信頼のおけるヒトのオススメを迷わず読むのが正しい道。
友人推薦のこの本を買ってみました。
Kindleで買ってみました!
ナニナニみたい、とか、つい既存のすごいマンガ家に例えたく
なりがちなのが新人マンガ家なのですが、もうタトゥイーンない!
例えない!
このご時世、細部をほじくっては、やれ誰に似てるとかパクリとか
ナニナニ的だーとかうるせえけれども、窓ハルカは窓ハルカ。
ジャンルはもはや窓ハルカでいいじゃん、と言っておきたい。
現象としてはごく自然にアナルパールがでてきたりして性の描写が
すくなくない、っつーか多いんだけど劣情を催す目的で描いてない
ので大丈夫です!いや、大丈夫です!
一見ぶち抜けたキャラが跋扈するんですが、なんでしょうか
存在の仕方がリアルなため、唐突感がオレにはなくて
いたって自然に読み進めていけるセリフ群。
突拍子もないキャラを描くマンガの多くには現実で生きづらい
自分を抱えた姿を織り込んで共感を得たりするのがスタイルだったり
する感じを個人的には持っていますが、これはちょっとちがう。
不条理にみえる展開した会話も、そのキャラの中では道筋があり
そういう「不条理さ」を、受け入れろでもなく、哀しいでもなく、
おかしいでしょ?でもなく
「素でそういう存在」なキャラがただただ一所懸命生きてる姿が
マンガの中にあるとおもった。そしてそこがよかった。
愛しいキャラを描けるマンガ家だなあと
思った次第です。
2015年12月2日水曜日
2015年12月1日火曜日
【寺田克也ココ12年展イベント】2016年1月9日と10日に
デジタルライブドローイングとトークショーやります。
福島で。
「ココ12年展」の会場でやります。
1月9日と10日の二日間です。
11月はアナログでふすまに絵を描きましたが疲れました!
てゆーか1月はデジタル方面のやつをやります。
やりますよ。
9日は線画を描くところお見せしつつ、ゲストは内藤泰弘さんであります。
10日は前日の線画に着色するところを、ゲストの桂正和さんとだらだらします。
詳細はまたお知らせします。が昼から3時間程度づつですかね。
終わったらオレのサイン会もやります。
ゲストのおふたりにはトークのゲストとして来てもらうので
サイン会はない予定ですからご了承くださいまし!
あとはアレだ。今年のエルニーニョの影響とかで
大雪になりませんように、、、、、、、、、
琉球新報に。
ありがたい記事が琉球新報に!
http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-180192.html
ありがたやありがたや。
たいへんうれしい紹介記事を書いていただきました。
大感謝。
的確な紹介でたいへんありがたい。
とりあげてもらって恐縮ですけどコミックナタリーには
エッセー画集と書かれてあって、モヤモヤしたなー。
エッセーというと随筆みたいな文章を想起するので
うーなんかちがうなーと喉のあたりがジワジワしていたが
試しにエッセーの意味を辞書で引くとフランス語だ。
大辞林から引用すれば「形式にとらわれず、個人的観点から
物事を論じた散文」とある。
とすると間違ってはないのか、、、、ぐぬぬ。
この「ぐぬぬ」はどこから来るのかとおのれの脳内を探るが
まあよくわかんないからいいや。ぐぬぬ。
でも画集はちがうんじゃないかなーとは思った。
あくまでも文章が主なので、従であるところの絵は
挿絵扱いだろう。挿絵が乗ってる本がぜんぶ画集では
あるまいから、あれを「画集」と言われると、これまた
ぐぬぬぬと、「ぬ」の数が増えるのであった。
いやでもニュースにしてもらってありがたいんだけどね。
いつもありがとうナタリー。
ぐぬぬ。
画像は水木しげる追悼で!
いってらっしゃい!
2015年11月19日木曜日
公開制作福島大作戦。21,22,23日。
てなわけで21日の昼くらいから
福島の寺田克也ココ12年展の会場で公開ドローイングを
やったりしますよ。
流れとしては紙用マッキーででっかい紙に
だらだら絵を描きます(まんま)
途中休憩して消えたりしますけど、閉館5時までやります。
3日間。
シゴトしこたま抱えていきます>関係者各位
お近くの方も遠方の方も、ご都合合いましたらば
是非ともご来展頂けるとうれしくおもいます。
2015年11月14日土曜日
2015年11月7日土曜日
新刊ハツバイチュウ。
てなわけで書店に並んでおります。
パイインターナショナルからハツバイチュウの
「絵を描いて生きていく方法?」
なんとか出足はいいそうで、うれしいことです。
ありがとうございます。
これは文字の本なので、絵のにんげんとしては
なかなか心苦しいわけですが、まあそこはひとつ
老人の繰り言をボランティア精神で聴いてあげましょう的な
姿勢でよろしくおねがいします。
いやまだまだ老人って域にはこれからですが。
老人の知恵袋、みたいなものになっていればいいなーとは
思っております。
しかし文字の本なのに、Amazonのレビューで
もっと絵がみたいので星3つ、みたいなコトを書かれるのも
複雑なところです。わはは。これ文字の本なんですよっ!
文字の内容に星3つ、って言われるのなら納得しちゃうん
ですが文字の本に「もっと絵がみたい」って意見は
カツ丼を頼んで食べたあとに「おいしかったけどもっとカレー
が食べたかった」と店主に言うようなものじゃないだろうか。
いや違うか。
ちがわないか。
いずれにしてもお買い上げありがとうございます!感謝です!
寒くなって参りました。
そんな寒い中、福島で絶賛「寺田克也ココ12年展」開催中です。
そうそうは人がいっぱいにならないとは思いますので、逆に今が
狙い目です。70枚近くのフスマに張り込んだ巨大な絵の林の中を
歩く感覚がたのしめますよ。いやマジで。
ちかくの三春の里には温泉もあるので、日帰りでも浸かっていくと
ほっこりでしょう。いいお湯でしたよ。また行くけど。
三春の里のレストランにダムカレーもあるのでお薦めです!
まだ食べてないけどな!
今度の21から生ラクガキで会場に行くので、その時に食べる。
食べます。
よろしくお願いします。
2015年11月2日月曜日
寺田克也ココ12年展、福島で開催中。
てなわけで、福島の郡山からちょいと行ったところにある
元桜中学校、現福島ガイナックス、空想とアートのミュージアム
福島さくら遊学舎にて展覧会開催してます。
2年前の京都マンガミュージアムでの「ココ10年展」の
2年分ちょい足し巡回展示です。巡回とはいうものの
これにてこのふすまスタイルでは打ち止めになります。
今回展示中からふすまを販売することにしました。
これで大もうけ、ということじゃなくて、ぶっちゃけ
展示費用にあてたり、おもな理由としては保管場所が
たいへんだっつーことです。はっはっは。
どんどん傷んでいきますしね。
というわけで、この寺田フスマが林立する大展示は今回が
ラスト。ぜひ足を運んで頂けると幸いです。
と、いうものの、正直関東方面から会場までの移動手段が
割とネックです。福島の郡山までは新幹線つかえば1時間半ですが
そこから会場もよりの三春駅までは1日に15本運行の磐越東線を
使って、そこからタクシーで1600円ほどの距離です。
郡山からタクシー一本でいくと片道3000円を超えます。
往復で6000円。新幹線代いれるとかなりの金額になります。
電車のいちばん安い方法は乗換まくって6000円を切る方法が
ありますが片道で5時間半ちかいです。うーんすみません遠くて。
クルマ持ってる人は東京から来たほうが速いわ安いわだったり
します。駐車場は広いんです。
そこを乗り越えてきていただければ、展示そのものは
いい展示だと自負しております。おもしろいです。
京都からの展示チーム、デザインチーム、最強です。
京都の時も感じたんですけど、ひとの背丈くらいある絵の中を
うろうろするカンジ、これはなかなか味わえないです。
フスマとフスマのあいだから、むこうのフスマが見えて
歩いて角度を変えると景色がかわる。
峠を越えて歩いていて、山しかなかったのが
瞬間、松林があらわれて、そのすきまから海がみえるような
そんな印象があります。
おもしろい。
それは是非とも味わって欲しいので、よろしくお願いします。
東京でやらねえのかよ!ってハナシもよくされたんですが
この2年、探してみてたものの非力なもので、会場がみつかり
ませんでした。こういうのは会場が手をあげてくれないと
実現しないものです。
その意味でも福島ガイナックスさんには感謝してます。
展示会場としてはすごく興味深いところなので
今後の展示では交通手段とかもふくめて
もっともっといい場所になれるポテンシャル、あると思います。
11月は21,22,23と会場で絵を描くところを公開してます。
1月の9,10日もやります。
動物園のどうぶつ状態です。
ぜひぜひ。
2015年10月28日水曜日
追悼 生頼範義。
一番最初に生頼範義の絵を見たのはいつだったか。
意識したのは覚えてる。平井和正の「狼男だよ」のカバー。
初めて原画をみたのは高校2年のときに東京浅草で開催された
SF大会の会場に展示されていた絵だ。
小松左京の「果てしなき時の流れに」だったかなあ。
想像してた以上に小さい絵で、その緻密さにのけぞった。
プロの仕事をまじかで観た最初でもある。
月刊プレイボーイとかに掲載されてたショートホープの
モノトーンの絵はものすごかった。
「オルカ」とか「メテオ」とかギラーミンの「キングコング」
の映画ポスターは、その中身の映画よりかっこよかった。
「スターウォーズ 帝国の逆襲」の世界版ポスターを
描かれたときは、凄いモノは日本だろうがどこだろうが
評価されて世界に出て行けるんだなあと体感した。
徳間書店から出た初の画集は、丁度なんかのポスターの
コンペでめずらしくもらった賞金で特別豪華版を買った。
興奮したが、まったくおなじ内容の本を廉価版で
時を置かず発売された。徳間め!
でもその本はやっぱり素晴らしくて、いまも手元にある。
本屋に行くといつだって生頼範義の絵があった。
とてもひとりで描いてるとは思えない質量の絵がいつもいつも
そばにあった。いつでも生頼範義のあたらしい絵が
いつまでも観られるとどこかで思い込んでたふしもある。
数年前に病を得て絵筆を持てなくなったことを知った時も
あっというまに直って、ふたたび以前をしのぐ絵を描きまくる
ものだと信じ込んでた。
宮崎での初の展覧会の内覧会に光栄にも呼ばれて飛んで行った。
あふれかえる凄い絵にむせかえりつつも
会場で車いすに座った生頼範義をみて胸がいっぱいになった。
画集でみていた自画像とちがって、柔和な表情が印象的だった。
もちろん、声なんかかけられなかったし、紹介してとかも
言い出せるわけもなかった。
あっちは見上げるような高い山で、こっちはせいぜい丘だ。
同じ空間に、一瞬でもいれた事がしあわせでした。
巨星墜つ、という慣用句がこれほど腑に落ちたことはないです。
今までありがとうございます。
どうかどうかやすらかに。
寺田克也
2015年10月21日水曜日
でたでた。
てなわけで完成した本です。
一応23日が正式な発売日ですけどね。
先日先行発売のサイン会を池袋ジュンク堂で開催して頂き
多数のご来場に感謝したばかりであります。
中に何人か最初の画集「寺田克也全部」の発売のときの
青山ブックセンターでのトークイベントに行きましたよ!って
方がいて、うおおーとなりましたな。時の流れよ、、、、、
あのときはなぜかコタツで、伊藤ガビンと鶴田謙二と3人で
トークしたんだった。なんのハナシしてたんだか全然覚えてないが。
今回のこの本については先日ここでも書きましたが
内容はネットの連載時とほぼいっしょ、とか書いちゃったら
担当から「新しくつけたした章もけっこうあるし、絵はすごい
増えてるし、ぜんぜんいっしょじゃないですよ!」と抗議を受け
たしかにそうでした、と本を開いて頭を下げております。
いろいろ増えております。
ラクガキ本みたいにもなってるし、コミックビームに載せた
震災後に描いた短辺もそのまま収録してるし、割とあたらしい本
にみえました。いや、みえたじゃないな、あたらしい本ですよ!
しかし内容は絵についてえらそうに語ってたりして本人赤面。
なんですかね。文字になったときのこのカンジ。
えらそうに感じたらすみません。
できるだけ個人の論として引きつけたつもりなんですが
ところどころほころんで、一般論みたいな顔してる時もあるな−。
いろいろがんばります。
お買い上げになった方、これから買おうかなと思ってる方、
図書館にきたら読んでみようと思ってる方、ともだちのを
借りパクしようと思ってる方も、みなさんありがとうです。
これからも逡巡しつつ絵を描いて生きていきたいと思います。
2015年10月17日土曜日
イケブクロジュンク堂で新刊サイン会(あした18日)
あしたの18日ですけどね、新刊の「絵を描いて生きていく方法?」
先行発売のサイン会を、池袋ジュンク堂さんでやらせて頂きますよ。
100名とかいって来るのかそんなに。
まだ当日券はあるとおもいますので、ヒマでヒマでもう死ぬと
いう方は是非ともお運びください。
出版社のパイインターナショナルとオレがよろこびます。
あ、ジュンク堂もよろこびます。
それではみなさん、また明日。
●
ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2015年10月18日(日)14:00 ~
地下1階コミックフロア
第一部 14:00~
第二部 15:00~
サイン会限定の先行発売となる新刊『絵を描いて生きていく方法?』(パイ・インターナショナル刊) をご予約・ご購入された先着100名様に整理券を配布致します。
第一部、第二部はお申し込みの先着順となり、お選びいただけません。
書籍のお渡しは、当日となります。
※サイン会以外の店頭販売は、10月23日(金)を予定しております。
このサイン会は店頭、お電話にて事前予約を承ります。
コミックフロア店員までお申し付け下さい。
整理券は定数に達し次第締切となります。
また、当日は先着順でのサインとなります事、サインには為書きが入ります事をご了承下さい。
当日のお並びは第一部が30分前、第二部は各開始時間の10分前からを予定しております。
係員の指示があるまでお待ちください。
第二部の開始時刻は当日の状況により遅れることがございますのでご了承下さい。
なお、整理券の転売行為は固くお断り致します。
そのほか不正な目的によるご予約、ご参加もご遠慮下さい。
■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
2015年10月9日金曜日
LA
たいへん元気でやっております。
あっちゃこっちゃ移動しております。
探さないでください。
うそです、ちゃんとしごとやってる、と、思います。
さて、10月は31日から福島ガイナックスでココ12年展。
初日には夢枕獏さんを迎えて、おとなの遠足隊の話から
ふたりの共同作業やらの話をするオープニングトークショー
あります。そこから3ヶ月展示が続きます。
んで12月には19日からロサンゼルスのGR2ギャラリーで
恒例の個展をやります。
並行してリトルトーキョーにあるJANMでGiant Robot Biennale4
という企画展がありまして、ここにも参加してます。
10月と12月にはライブドローイングというか、公開作業も
やるので、まんがいちロサンゼルスにいるわ〜って人は
足を運ぶといいとおもいます。ほかの展示も大変素敵。
2015年9月21日月曜日
絵を描いて生きていく方法?の本?
パイインターナショナルさんからは「寺田克也ココ10年」てな
カタログ的なイラストコメンタリー本をかつて出していただきまして
その縁もあって絵についてなんかしゃべってみろやって
依頼があったのはいつだったか忘れましたが、書き下ろしで、って
言われて即座にムリだと。イヤもうホントに無理だと。
そんなわけで書き下ろしはいいから、サイトで探り探りで
連載のカタチにさせてもらって、それを1年後に纏めるってのは
いかがなモノですかね?というわがままを受けていただき
毎月更新で12回、この単行本のために連載してたわけです。
なので単行本ありきでの連載だったので、本になるにあたって
新しく語りおろし、みたいなのはないです(キッパリ)
とはいえあれだ、ページが足りないっスって言われたので
そのそこらへんにあったラクガキを突っ込んでおきましたよ!
この本はもともと絵を描かないひと向け、ってカンジで始めようと
したんですけど、まあなんというか、絵を描かないひとに向けて
絵を描くハナシをうまくできるほどの頭がナイ、というか
結局絵を描くだろうひとに向けての内容になっちゃった。
まあしかたないか!というところで、イジイジしてても
本がまとまらないので、えいやっと出していただきました。
もうすぐ書店にならびます。
絵を生業とするのはどういうことか、とか
絵を描くというのがどういうことなのかとか
絵で食べていくのはどうしたらいいんでしょう?みたいな
ことを大上段じゃなくて、だら〜とハナシしてます。
いいのかなーこんな本。
面白いところもあるよ、と伊藤ガビンさんには言われたので
そこにすがりついて目をつぶって出していただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
「絵を描いて生きていく方法?」2015年10月23日発売
2015年9月19日土曜日
猿もびっくり。
いやもちろんアンボホーアンがそのまま明日から
戦争しまーすってんじゃないことはわかってる。
わかってますけど、嘆かわしいのはそこじゃなくて
やっぱりリッケン主義を小馬鹿にしちゃったって
ところですね。ナニ主義なんだこの国は。
主権は国民にはない、とか目が眩むようなことを
公的に発言したりする人たちがメインにいる与党と
よっしゃこの機会に
武器ばんばん作って売って軍需景気を味わおうぜ!
ってなってる経団連と
なんかそれ昔やったよね?みたくなっております。
変化を恐れてはいけないけど
こんなにあけすけに目的のためには手段を選ばない
みたいなことされると、主権者たる国民としては
バカにすんなーって気持ちになるのはしょうがない。
あ、主権はないのかオレたちに。
そりゃ失礼しました。
よーし戦争でもいくか!ヒマだからな!(うそ)
2015年9月16日水曜日
コテン終了。
おわったおわった。
中野ブロードウエイの3階Hidari Zingaroでのコテン終わりましたよ。
多数のご来場感謝です。
機会をいただいた村上さんにも感謝。
わざわざお運びいただいて絵を見てもらえるというのは
たいへんなことです。
ほんとに大感謝。
ありがとうございます。
紙用マッキーで水彩紙全紙に下描きせずに一発で線を引くって
やり方をしたのは、学校の卒業生で2年おきにやってる
企画展覧会に参加したときに初めてやったものです。
ぐだぐだしてて、ぜんぜん取りかかれないので
もうダメもとで直接描いたろう、と描き始めたら
その緊張感がおもしろくて結果的にわるくない絵になって。
数年後にその絵を元にして、同じ手法で連作をして
アメリカでソロショーやりました。
それ以来のやり方ですけど、一発で描く、ってところには
オレにしか意味はなくて、絵そのもののできには関係ないことです。
何時間で描こうが、なにを使おうが、
この世に生まれた絵がいいかわるいかにしか
絵を描く意味はないからです。
なのでそろそろ次のステップを踏んでいかないと
マッキーでいっぱつ描きってスタイルだけの絵になっちゃうなー
ってのも今回描いててすこし感じたわけです。
モチーフの問題かもしれないけど。
ではまた次回のsolo showでお会いしましょー。
2015年9月8日火曜日
ライブおわり。コテンはつづく。
多数のご来場、USTでの観戦、じゃないや、鑑賞ありがとう
ございます。
ひきつづきコテンは15日まで続きます(水曜定休日)
http://hidari-zingaro.jp/2015/08/teradaexhibition/
2015年9月5日土曜日
2015年8月20日木曜日
ヒダリジンガロでコテン
てなわけでまたコテンやります。
8月29日から東京、中野ブロードウェイにある
Hidari Zingaro ギャラリーでモノクロだけのソロショーです。
terra's Black Marker 2 at Hidari Zingaro
急な開催でして、告知が遅れちゃいましたが
9月15日までやります。
途中ライブドローイングなどもありつつ、リンク先の
予定をチェックしていただけるとありがたいです。
内容としては数年前にアメリカのポートランドの
Compound galleryでやったマーカーによる線画の展示です。
その時はだいたい1000×800mmくらいの水彩紙の全紙に
紙用マッキーでいっぱつ描きしたものを中心にやったんですけど
今回は同サイズの新作のブラックマーカー5点に
当時出展した絵の複製、それと仕事にからんで制作した
鉛筆画、デジタルだけの線画含めて15点、あわせて
20点プラスほどのものになります。
ええ、まだ描いてます。
よろしくよろしく。
2015年8月1日土曜日
五輪。
どうでもいいことをねちねちと素人がしたり顔で
どうこう言うのは、まあ世間の常なのでしかたないとして
同じ表現に携わってる輩が、じぶんの関わってもいないコトで
鬼の首獲ったみたいによろこんでる(ようにしかみえない
書き込みをいくつかみた)のはどういうことか。
じぶんの仕事にだけ集中していればいいのではないか。
じぶんの作品とじぶんの生き方にだけ、
鋭敏に一喜一憂していればいいのではないのか。
個人の求めるそれこそが、集合した時にいわゆる国の力と
呼ばれる源になるんじゃないのか。
2015年7月13日月曜日
7月ふたつのトークショー。
トークイベントがあるんですよ、ふたつ。
まず7月24日の19時から阿佐ヶ谷LOFT-Aで
盟友といってもいい怪人クリエイターの韮沢靖と仮面ライダーの
怪人デザインについてのトークやります。
「あやしのひと〜テラニラ〜「恐怖!ラクガキ猿男」」
ナニ考えてるのとか、なんで怪人なのかとか話するんじゃ
ないですかね。たぶん。
ゲストに内藤”トライガン”泰弘が来てくれますよ!わざわざ!
ありがてえ!
つづく7月30日にはイラスト誌「季刊エス」で意味のわからない
だらだらっとした大喜利イラストチックな連載をやってる
ちょっとくたびれたたのしい三人組が、連載の為のトークを
高円寺パンディットで公開で収録する運びになりました!
「俺たち!ピラミッド!MKK」http://pyramid-mkk.net
人生と暑い初夏に疲れてる大人のともだちのみんなは舌打ちしながら来るとイイと思いますよ!
テラニラの詳細はこちら
\怪人好きよ!集え。/
世界中が注目する日本屈指のクリエイター寺田克也、韮沢靖「世界のテラニラ」が阿佐ヶ谷LOFT Aにてトークイベント!
世界中が注目する日本屈指のクリエイター寺田克也、韮沢靖「世界のテラニラ」が阿佐ヶ谷LOFT Aにてトークイベント!
寺田克也と、韮沢靖が今まで手がけてきたキャラクターデザインについての独自論や裏話トークに加え、怪人デザインを各々会場内、あなたの目の前でライブペインティング!
そして、なんと!絶賛TV放映中『血界戦線』の内藤泰弘(代表作『トライガン』他)がゲストで登場!
そして、なんと!絶賛TV放映中『血界戦線』の内藤泰弘(代表作『トライガン』他)がゲストで登場!
タイトル:あやしのひと ~テラニラ~
「恐怖!ラクガキ猿男」韮沢靖+寺田克也
「恐怖!ラクガキ猿男」韮沢靖+寺田克也
出演:寺田克也、韮沢靖、ゲスト:内藤泰弘
日時:2015年7月24日(金) 18:00開場 19:00開演
会場:阿佐ヶ谷LOFT-A
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
俺ピラトークの詳細はこっち!
小岐須雅之(【M】asayuki)、五月女ケイ子(【K】eiko)、寺田克也(【K】atuya)、のチーム・ピラミッド「MKK」によるイラスト対決連載「俺たち!ピラミッド!MKK」のトークショーが開催!!
スタイルもテイストも異なる3人の絵描きが、イラスト誌「季刊エス」とWEBサイト(http://pyramid-mkk.net/)にて、毎度様々な”お題”に挑戦し、完成した絵を見ながら、ゆる〜くトークを繰り広げる人気連載の11回目となるトークを公開で収録!
対決お題と完成絵を一足早く見られ、ライブ感溢れる3人のトークを間近で視聴できるチャンスです。
さらに当日はお客さんから、その場で”お題”を募り、生イラスト対決も行う予定。
そのほか、ライブペインティングなど、盛りだくさんにお楽しみを用意してお待ちしております!
そのほか、ライブペインティングなど、盛りだくさんにお楽しみを用意してお待ちしております!
「俺たち!ピラミッド!MKK」
http://pyramid-mkk.net/
【出演】
小岐須雅之(イラストレーター)
五月女ケイ子(イラストレーター・コラムニスト)
寺田克也(マンガ家・イラストレーター)
小岐須雅之(イラストレーター)
五月女ケイ子(イラストレーター・コラムニスト)
寺田克也(マンガ家・イラストレーター)
OPEN18:00 / START19:00
前売り¥1,500 / 当日¥1,800(共に飲食代別&当日限定のプレゼント付き)
前売り¥1,500 / 当日¥1,800(共に飲食代別&当日限定のプレゼント付き)
前売りチケットはローソンチケット(L:36049)にて6月30日(火曜日)10:00から受け付け開始!
高円寺パンディットの予約ページはこちら!
2015年7月11日土曜日
オリンピック。
3000億越えで競技場建てて、その後も維持費で莫大に
かかるという話のかたわら、東北では先祖伝来住んでた
家が流されて4年経ってもまだ20万人超が仮住まいを余儀
なくされててそれとこれは別だと言われてもなかなか納得
しづらいなーってところが心の真ん中に浮かびますねえ。
ほんとのところは知りませんけど、外から見てると
土建の利権でものごとが動いてるようにしか見えないところも
マイナスじゃないんですかね。「公益」ってなんだろなあ。
そんな普通の人にやさしくない国に従えって言われてもどんどん
嫌気がさしていくのはしかたないよなあ。
ここまで望まれてないオリンピックがあるかなーと思ったり。
とりあえず新国立競技場は巨大な世界樹のイメージで
バイオテクノロジーを駆使して、いっぽんの樹の中に
つくりますよオレが。んで、とりあえず今回は他に譲って
樹が大きくなる頃の1万年後の開催を約束します。
2015年6月27日土曜日
募金のご報告。
ご報告遅くなりました。すみません!
先月青山のギャラリーハウスマヤでの寺田の個展会場で
ネパール大震災に対しての募金用としてzine(同人誌みたいな
やつ)を1000円以上のドネーションを対価として販売させて
いただきまして完売しました。
その売り上げが640,739円となりました。
心の底からお気持ちに感謝しております。
その後募金先を決めました。
登山家の野口健さんが代表をおつとめになっている
ピーク・エイドのネパール大震災基金と
震災にあったこども達の教育に役立てていただくべく
エベレストインターナショナルスクールの2つです。
なにより災害への救助が後手にまわっている山村への
応援と、被災時にこそ必要なこども達への教育に対して
応援したい、というのが選んだポイントです。
個人的に差額を足して35万円づつの募金とさせていただきました。
領収書の画像も後日いただきましたら掲載します。
そしてご報告が遅くなりましたことを再度お詫びしつつ
zineを買っていただいたり、募金だけしていってくださった
ご来展の方々へ感謝と、zineを寄付代わりにデザイン、作って
くれた大岡寬典と事務所と友達たち、快くギャラリーでの
販売を手数料無しで引き受けてくれたギャラリーハウスマヤの
方々全員に心より感謝を申し上げる次第です。
ではまたヒマラヤでお会いしましょう!
2015年6月6日土曜日
韮沢靖と。
韮沢靖といえば平成に入ってからの仮面ライダーの
怪人デザインで有名な酒飲みだが同じ歳で
出会ったのも古くてオレが「未来忍者」のシゴトしてた
時だから四半世紀は過ぎてるという事になるわけです。
古い、お互い。
寄ると集まると(だいたい竹谷の仕事場で)
怪人だの特撮だのおっぱいだの、小学生の延長線上での
話しかしてきてない仲です。
気がついたらまんまと3人ともそのままお互いの世界観で
商売してて、あいかわらずそういうものが好きで
ひいひい言いつつ生き延びてるカンジです。
そんな韮沢が最近ちょいちょいトークショー的な事で
人に声をかけていて、おはちが回ってきましたよ。
内容的にはふたりで今までやってきたキャラクターデザイン
の怪人的なモノについてトークしつつ
後半はライブで怪人デザインをふたりでそれぞれ
やっつけようという流れになると思いますよ。
途中でゲストもあがってもらったりしつつ
お客さんには酒を飲んでいただくというシステムです。
怪人好きなひとは集まるといいでしょう!
あやしのひと ~テラニラ~
「恐怖!ラクガキ猿男」韮沢靖+寺田克也
出演:寺田克也、韮沢靖(ゲスト有)
日時:2015年7月24日(金) 18:00開場 19:00開演
会場:阿佐ヶ谷LOFT-A http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
チケット:前売り3,000円 当日3,300円(共に飲食代別)
ローソンチケットより6月20日(土)発売開始!
http://l-tike.com/【Lコード未定】
※追加情報随時更新いたします。
2015年5月21日木曜日
ZINEの売り上げにつきまして第一次ご報告。
先日終了したギャラリーハウスマヤにおける個展会場で
販売したZINEにつきまして。
1部1000円以上のドネーションというカタチで限定数販売させていただいたわけですが、想像をうわまわる金額をみなさまの好意でお預かりしました。
すばらしい。うれしいです。ご協力ありがとうございます。
現在2,3の寄付先を絞り込んでます。
主にネパールの山岳部の村に使って頂きたいという気持ちがありまして、そこに確実に届くかたちを取りたいと考えております。絞り込みが終わりましたら、金額と寄付先を、またご報告させて頂きます。
よろしくお願いします。
売り上げにくわえて、オレからも個人的に乗せた金額を寄付しようと考えてます。
本当にありがとうございます。
ちなみに販売したZINEですが、ジンってなんですか?と
問われますとひらたくいうと同人誌です。はっはっは。
コピーでも、プリントアウトでもオフセット印刷でも
好きなカタチで紙なりなんなりに出力したものを
綴じたり綴じなかったりして冊子にしたりしなかったりを
ジンと呼びます。マガジンとかが語源みたいです。
前から作りたいなあと思ってたんですけど、個展の会場に
置けるじゃんと思って、友人で仕事仲間の大岡寬典に相談したら、じゃあやりたいカタチがあるんでまかせろや!ときたので丸投げしました。結果すばらしい白と黒のzineができた。チャリティにしようかと思ってると大岡くんに相談したら、それいいっすね、うちも乗ります!って快諾どころか作業代とかもチャリティでいいです、って言ってくれたのでオレは泣きましたよ!(心の中で)
その話を個展会場のギャラリーの大矢さんにしたら、うちもzineに関してはお金頂かないので全額寄付にまわしましょう!と仰ってくれてオレはまた泣きました(心の中で)
印刷には出したものの綴じるのは全部大岡寬典事務所と、これまた友人のデザイナー宮村ヤスヲが手作業で毎日毎日、忙しいのに作業してくれてギャラリーに届けてくれてました。なので少部数で、手に入らない方も多かったのですがここは一期一会ということで勘弁してください。もう売り切れましたって言われて、残念です!といいながら寄付だけもして頂けた方達も少なからずいて、オレはまた泣きました(心の中ですけど)
またなにかの機会に増刷したり、新しい奴を出したりしていきます。
突発的なラクガキングのミニ版ってかんじになります。
作ってみて思ったのは、やっぱり本好きにとっては紙で綴じた冊子は凄く魅力的だなーってことですね。今はZINEを持ち寄って販売したりするイベントもあちこちであったりするみたいなので、みなさんもちょいと作ってみたりするといいかもであります。
ネパールトークショーのこと。
ネパール地震被害に対してのチャリティトークショーやります。
http://store.montbell.jp/search/shopinfo/indoor/?shop_no=618950
告知の文面を以下に記しておきますよ。
なにとぞよろしくお願いします。
「ヒマラヤ・ネパール地震災害支援チャリティーイベント
「神々の山嶺」ヒマラヤ道中記
日程2015年6月9日(火) 19:00~20:30
カテゴリトークショー
夢枕獏氏の小説「神々の山嶺(かみがみのいただき)」の映画化を記念して、スペシャルゲストによるトークショーを開催!
参加費や売上げは、全てネパール大地震援助金として寄付されます。
出 演
林家彦いち(風景と対戦する落語家)
寺田克也(どこでもラクガキング)
太田伊智雄(辺境の蕎麦職人)
夢枕獏(竿とペンの区別がない作家)
演 目
◎林家彦いち独演
「チョモランマも笑った! エベレスト街道しゃべりまくり」
スライドショー
◎太田伊智雄の辺境蕎麦打ちの会
◎寺田克也・夢枕獏・林家彦いち・太田伊智雄によるトーク
※チャリティーオークションも開催予定です
―――――――
<夢枕獏さんより>
「いきさつのこと」
ぼくの小説「神々の山嶺」が、映画化されることになったのです。そこで、今回その撮影現場であるエベレストのすぐ足元、カラパタールまでゆくことにしたのでした。久しぶりのエベレスト、標高5,500mまで。そこでは、平山秀幸監督をはじめ、羽生丈二役の阿部寛さん、深町誠役の岡田准一さん、涼子役の尾野真知子さんたちスタッフ、あわせて40名近くががんばっている。そこへ陣中見舞いにゆこうという旅でありました。
「お蕎麦の出前をお願いします」 と、太田さんにお願いして、寺田さん、彦いっちゃん、合わせて4人の珍道中となりました。
この旅の顛末を、熱く熱く語るというのが今回の催しの内容です。もともと、帰ったらこのようなことをやろうと話していたのですが、たいへんなことが起こってしまいました。
我々は、3月9日に出発して、3月26日に帰ってきたのですが、その一ヶ月後、ネパール一帯が、マグニチュード7.9という地震に襲われたのです。
それで、今回のこの催しをチャリティーイベントにして、ここで生ずる全ての売上を、義援金としてネパールに寄付することを我々は話し合って決めました。この旅に前半参加したモンベルの辰野さんにお願いして、会場も品川のモンベルを提供していただくことになりました。
どうぞ、皆さん、よろしくお願いします。 夢枕 獏
―――――――
会 場:モンベル品川店 2Fサロン
時 間:18:30開場、19:00開演
参加費:2,000円
定 員:200名(申込先着順)
予 約:必要
申 込:Eメールにてお申込みください entry@montbell.com
※代表者氏名(ふりがな)、電話番号、同行者人数と氏名(ふりがな)を明記してください
主 催:夢枕獏事務所
2015年5月17日日曜日
個展終了しました。
数年前までは展覧会のお誘いいただいても断ってました。
自分の本分は印刷仕事にあると思ってたし、実際今でも自分の絵が印刷されて増殖されて世界に広がるのが大好きなわけです。なのでわざわざ足を運んでもらっての自分の絵を鑑賞してもらう、というのがたいへん面映ゆい、分不相応な事だなあと考えていたわけです。
それが変わってきたのはアメリカのポートランドで初めて個展やってからです。
いわく言葉にしがたいんですが、スルっとshowができた。
観てくれて感想言ってくれて、中には買ってくれて。
なんでしょうか。農業を営んで、自分で作った大根を売る感覚が近いんでしょうか。
なんだかすごく原始的にたのしい気持ちが生まれたわけですね。
そこからアメリカで3度個展やらせてもらって、今回初めて、絵を売るという個展では日本で開催させてもらいました。
肩に力が入りすぎると上滑りするのはよく知ってるので、今回、できるだけ軽く行こうと思いまして、いつものラクガキスタイルで展示させてもらった。
いちおう保険として世に出した仕事のデジタルの絵も並行して展示させていただき。蓋を開けると連日たくさんの人が来てくれて、購入までしていただきまして。これはもう大根つくってきた、いや絵を描いてきたかいがあったなあと思った次第。
これでしばらく日本での展覧会はないかもですが、またいつかやることは確かで、その時はもうすこしうまくなった大根を用意しておきたいと思います。
多数のご来展、心より感謝いたします。
ではまた会う日まで。
寺田克也
2015年5月10日日曜日
中野で鉄人と描いてきた話とZINEのこと。
青山のギャラリーハウスマヤにて個展開催中です。
16日まで。
んで、そこで昨日からZINE売ってます。
中身はラクガキやら使ってない絵やらをざっくり投げ込んだ
スケッチ集だけども、これを頼んで作ってもらったデザイナーの
大岡寬典と相談して、売り上げは全額ネパールに寄付することに
しました。まあ微々たるもんですけど、足しにしてもらいたいのです。
ギャラリーのマヤさんにもご協力いただいて全額です。
個展期間中販売してます。
1000円以上のドネーション方式でして、もういくらでもいいです。
責任をもってネパールの、ちゃんと使われるところに送ります。
報告もここでさせてもらいます。
今は黒バージョンだけですが、中身がちがう白バージョンが
来週中投入されます。通販とかはないです。
お志をよろしくお願いします。
んでもって、昨日9日に、中野ブロードウェイにあるカイカイキキ
プロデュースのギャラリーZingaroで絶賛展覧会開催中の韓国から
来たラクガキの鉄人、Kim JungGiさんのライブドローイングの
おまけとしてふたりで共同ラクガキしてきました。
キムさんの超絶ぶりは動画を検索して観て頂くとわかります。
凄いから。
いろいろな偶然がかさなって8日の夜にいきなり一緒に描くことが
決まったわけですがさすがにいささか緊張しましたけども
凄くたのしかった。
疲れたけど。
ひとりだけで描いてるスピードの倍くらいで描いた気がしてる。
どっと後から疲労がきましたよ。鉄人すげえ。
2時間ほど描いて終わりが見えてきたときに、キムさんと
コレはメビウスに捧げることに決めました。
5/8はメビウスの誕生日だったので。
いまは亡きメビウスの、ふたりは完全なフォロワーであり
チルドレンです。
最後にキムさんがメビウスの姿を描いてくれて完成。
なんかちょいとぐっと来ました。
観てくれたらなんて言ってくれたかなー。
キムさんの個展期間中、たぶん展示されると思います。
中野にお立ち寄りの際は中野ブロードウェイまで是非。
すばらしい事件をもたらしてくれた村上隆さんと
Zingaroのみなさんにも感謝。
2015年4月28日火曜日
ネパールで地震がありました。
ネパールで大地震がありました。
すでに災害時の生死を分ける72時間以上が経過して
報道では4000人以上の死者を超える規模と言われてます。
心の底からお悔やみを申し上げます。
先月そこにいたというのもありますけど
大変心配です。
カトマンズで知り合ったひとたちの安否については
非常に心が揺れているわけですが、情報を待ってる
状態を保つ以上は義捐金を送ることくらいしか
できないわけですのでとりあえず英国赤十字を
通してわずかですが送金しました。
今後も折に触れてそういう機会を持とうと思ってます。
あと今回いっしょにネパールに行った仲間達とも
なにかをやろうという気持ちでいます。
今日本に来ているネパールのひとは4万人を超えてます。
日本に行くことを望む人はもっともっと多くて
カトマンズの日本大使館にビザの申請に来ていた現地の
人たちの行列は、もうapple watch売ってるのかくらいの
長さでびっくりしましたよ。
そのくらい人気があるんです、と
日本大使館のひとも言ってました。
たいして日本ではネパールの事を知ってるひとは
すくないですね。いっぱい街にできてるインド料理屋の
実はかなりの店がネパール料理店だったりすることとか
勉強や仕事をもとめて4万人がステイしてることとかも
しりません。オレも知らなかった。
ネパールは今回2度目だったんですけど
1度目の印象を上回る好印象を持って帰ってきました。
これからはなんらかのカタチで役にたちたいなあと
考えてます。
とにかくカトマンズのみなさんの生活が
はやく元通りに戻れますよう。
2015年4月22日水曜日
スケッチ展in青山。
告知すんのわすれてました。
こんな感じで個展やります。
ざっくりしたスケッチのソロショーです。
北青山のギャラリーハウスマヤさんで開催です。
GALLERY HOUSE MAYA
東京都港区北青山2-10-26
ここはもうイラストレーターなら知らない人はいない
老舗のイラスト系のギャラリーでして、今回おはなし頂いて
開催という運びです。
日本でこんなカタチでショーをやるのは、グループ展を
のぞくと初めてなのです。
京都のマンガミュージアムでやったのは、あくまでも展示のみの
ものですが、ギャラリーでやるのは売るという目的もあります。
今回はがっつり系の絵じゃなくて、単色のボールペンと
えんぴつによるスケッチを数十点、出します。
シゴトの下絵のえんぴつだったり(シャープペンですけど)
描き下ろしだったり、ラクガキだったりです。
それとマヤはすぐ裏手にマヤ2というスペースもありまして
そこではこれまでのシゴトとかのデジタルの絵を
フォトアクリル仕上げのフレームに張り込んだモノも展示しますよ。
あと個展用にTシャツも作ったり。
絵はまだ描いてます。
あと10日なのに。
5月4日から5月16日まで会期中は無休だそうです。
11時半から夜の7時まで(土日は5時まで)
お近くに用事で立ち寄って帰り、ちょっと時間あるわ、みたいな
時にはぜひとも足と体と目を運んで頂けるとうれしいです。
2015年4月13日月曜日
ネパールの山を歩いてきたよ 3
エベレストに登ったんですか!?すごい!と
たまに言われるんですが登ってませんし、登れませんからね!
8800mですよ、それ。
そもそも山なんて高尾山(約600m)くらいしか
歩いて登ってないから。
しかも上で生ビール飲んで蕎麦食って
リフトで降りて電車で帰るだけですからね。げふ。
いわゆるトレッキングをしてきただけなのです。
エベレストのふもとまで。
しかも荷物はポーターとかゾッキョ(ヤクと牛のハーフ)
に持ってもらうわ、帰りはヘリだわ、で
これぞ運動不足の遠足!という雰囲気満載です。
泊まるところはちゃんと屋根のあるロッジばかりだし
ごはんは普通に作ってもらえて、カラダがつらいと
夜は酸素吸って、という大変いたれりつくせりの遠足です。
それでも4000m越えたあたりから本当にきつかったけど。
酸素は2分の1以下なので、ちょっとした動きで
息切れするしいやほんとにきつかった。
頭の中は温泉のことで200%でした。
それでもカラダをもちあげていく原動力は
ひとつだけで
「見たことない景色をみたい」というところです。
とはいえエベレストは登ってないんで!
お願いしますよほんと!
「え?登頂したんじゃないんすか?なんだよ!
ウソつき!ダッセ!ぺっぺっ!」
みたいなのやめてくださいよ!(誰もそんなの言ってない)
2015年4月10日金曜日
ネパールの山を歩いてきた 2
標高たかくても携帯は通じるし、みんなスマホ持ってます。
道はゾッキョ(ヤクと牛のハーフ)のうんこだらけですし
トイレがおしっこまみれで凍ってても
シェルパ族の女の子がiPhoneで世界に繋がってるんですよ。
そんな時代だ。おもしろい。
ところでエベレスト街道いくのにさすがに運動不足なので、
せめて心肺機能くらいはましにしておきたいと思ってこの3ヶ月
ローラー乗ってたわけですよ。あとカロリーも必要範囲内に
なるべくとどめて4キロ体重も落としておいたんですよ。
1月の時点で76キロもあったんでヤバイってことで。
さらにエベレスト街道歩きづめで、こりゃ体重落ちるだろうと
踏んでました。また4キロとか落ちるんじゃねえの、
と内心期待して
ヒマラヤ遠足してきたんですけどね、誤算。
食欲ぜんぜん落ちなくて、出されたものは大体食べてきた。
1日5〜6時間歩くのですが、なんせ空気がないので
地上の歩くスピードの3分の1以下くらいでしてしんどい割に
運動量はそんなにたいしたことがなかったような気もするし
しかもネパール最後の2日間は、カトマンズの日本料理屋とかで
冷たいビールは飲むわ、生姜焼きは食うわ、焼き鳥食うわ
中華喰うわ、モモ喰うわ、ベトナム料理食うわで
帰国してすぐ体重計に全裸で乗りましたら2キロ増えてました。
なんだそりゃ。
2015年4月5日日曜日
ネパールの山を歩いてきた 1
いろいろムリを押して、各方面に多大な迷惑をおかけしつつ
我々のんきな遠足隊は、エベレストのふもとあたりまで
散歩してきました。
メンバーは例によって夢枕獏さんを隊長とするいつもの
顔ぶれです。落語家の林家彦いち、諏訪で蕎麦屋を経営する
太田さん、そしてオレ。
ホントはもうひとりいたんですが、旅行前に不調がみつかって
惜しまれて不参加。残念でしたが、逆に旅行前で発覚して
よかったなあと思ったりもした。
なんせなかなか過酷な遠足だったもんで。
いやエベレストに登ったりはしてませんよ!
そんな技術も金も根性もないわけですが、とにかく世界一
高い山が聳えるヒマラヤの景色を見たかったという一心で
ひたすら地面をみつめて歩いてきました。
トレッキングというやつであります。
標高5500mのカラパタールという丘が目的地です。
旅行前に渡航者検診ってのを受けたんですけどね、
そこの先生がオレのカルテみて
「山の経験はないの?ないの?!、、、、、
ほんとにいくの?やめたほうがよくない?」
と、視線を逸らさずぐぐっと押してくるもんで、こっちも
「ええ!行きますよ!でもムリそうだなあとおもったら
速攻で降りますから!がんばりません!」と
目線をあわせてぐぎぎっと笑顔で言ったら
「ふーん、まあそのくらいの気持ちだったらいいか」と
無事、旅行可、といただけた次第です。
まあ登山経験が約600mの高尾山だけだからな、、、、、、
2800mのテーブルマウンテンも、ヘリで上がったしな、、、、
そんなわけでネパール、歩いてきましたよ。
2015年2月21日土曜日
ニガツ。
ねえ、もう2月なんすよ。まいった。
だいたい年のはじめには、その1年の仕事のおおまかな
ところが決まってるので、なんというかもう今年は
終わったな、と思うのが3月くらいなんですね。
小学生の頃の3ヶ月が、いまの体感だと1年がそのくらいの
早さで過ぎていくわけです。まいったまいった。
やることが決まってるとはいえ、それが果たして
うまくできるのかどうか、いつだってハラハラしてるので
もう大変なわけです。
終わるのかなこの仕事、できるのかなこのシゴトと、
思ってるうちに1年が終わるかんじなんですよ。
だからいま10代とかの若い人。
まあそんな若い人はここを読んでたりしなさそうですが
いちおう年配の人として言っておくと
今のそのたまらんくらい長い時間、それはホントに
貴重なものなので、今やりたいことをマジで見つけて
それに夢中になるといいよ。
それは未来のじぶんにかなり役に立ったりする時間です。
とはいえ、ぜんぜんムダに終わる場合もあるわけですが
そこにおいてはいわゆる「自己責任」でヨロシク。