2008年8月15日金曜日

ポニョダークナイトポニョ



この夏の二大話題作観た。
これはスクリーンで観とかんと、とスキマを縫って観たわけですが
満足した!

ポニョは宮崎さんの動く絵本なんである。
しかもラクガキ風にぶつぶつ半笑いで呟きながら
しゃかしゃか描きこんでるのを横で見せてもらってるカンジ。
いや愉しかった。
「ゲド戦記」は絵も話もダメだったので
座席に座ってるのが苦痛でしたけども
ポニョは話はもうどうでもよくても
絵が凄いので黙ってえんえん観ていられるわけなんであります。

「ダークナイト」はキレ味が鈍く静かに、しかし
激しい輝きを秘めたよく鍛えられた刃物の印象。
ポニョと対称に位置しそうな映画ですけど
どっちもやりきってる感があって凄かった。
ヒース・レジャーの死がひたすら残念であります。
ちなみにバットマンの造形に関してですけど
もちろん好きなんですけど、かっこいいんですけど
印象的にはティムバートンが作り出したイメージと変わらないのが
不満なんである。
エッジを効かせたり面と線の使い方はめちゃくちゃ上手いんだけどな。
でもアップの時のマスクのアウトラインが
もひとつ格好よろしくない。

アーマーテイストな作りは、視覚からコスチュームの強度を
知らせてくれて、勿論ハナシが早いんだけど
オレが映画で観たかったのはむしろ
David Mazzucchelliの「Batman: Year One」のシンプルな
造形ですよ。
一見黒いラバーのマスクとマント、グレーのボディは一見コットンか
ニットみたいなんだけど、よく見るとめちゃめちゃ細かい
幾何学的なメカニカルで編まれた防弾防刃繊維で、とかなんとか
説明はなんでもいいんだけど、すっごいシンプルで
細部がハイテク、というのが観たい!
3では是非!