2012年6月24日日曜日

MacBook Pro17インチ。2011model

どうやらオレがメインで使ってるMacBook Pro
17インチの新型は出ないっぽいので、ここはひとつ
キモチを落ち着かせるために2011年モデルを買って
みました。てゆーかどっちにしても今使ってるのは
4年目に入るので新しいのに換えるつもりだったので
あります。仕事用のマシンは常に安定していて、なお
かつ最速快適でいて欲しいので不調になるまえに買い
換えるのを基本にしているのであります。
その分稼げ!オレ!というわけです。

powermac8100で「大猿王」や「バーチャファイター
10ストーリーズ」描きはじめたわけですが、当時は
メモリーとかを満タンにして一番速いヤツ、とか求める
と100万オーバーの世界でしたけど、今は30万あれば
ぜんぜんストレスのない環境が手に入るわけで、素敵。

今回の新しい17インチもメモリーを8ギガから16ギガ
内蔵のHDDをとっぱらってSSDに換装して、あまった
HDDは、DVDドライブを外した場所に押し込みましたよ。

8100の頃から変わらないのは、とにかくソフトを
快適に走らせたければメモリーを積めってことで、へんな
待ち時間とかのたのた遅い筆に苛々するくらいだったら
食費削ってでもメモリー積んだほうが仕事にいい影響が
出て、その分仕事量も増えると思う。

あと仕事中はできるだけ仕事で使ってる以外のソフトは
立ち上げないとかにしておく。
立ち上がってるのはメーラーとか連絡用のソフトくらいに
して余計なメモリーを喰わせない。

そうやって重いとか落ちるとか言われ続けたPainterを
昔から使っているので、オレは遅いとか思ったことないし、
落ちることもなかったです。
なにを優先させるのかを明解にしておくと、どの環境でも
たぶんそれなりに使っていけるもんだと思います。


2012年6月20日水曜日

いしいひさいち本。

このようなムック本が出ていてましてでして。
いしいひさいちムック本です。
いしいさんとオレは同郷でして、一条ゆかりさんも同郷です。
岡山県玉野市ってところです。
面識はないのですが、ものすごファンでして
「忍者無芸帖」などはもー何度読んだかしらん。
ドーナツブックスのダブリ買いも1冊2冊じゃすまない。
ものすごファンなのです。
ああ、もう。
絵的にも好きです。
わかりにくく影響も受けております。
なんかそれだけは書いておこうと思いまして書いてます。


2012年6月19日火曜日

スケッチトラベル日本語版

ついに日本語版発売ということでめでたい。

思い思いに、かつ、自由に、71人が絵を描いて
長い長い旅を重ねてできあがった一冊のスケッチブックの
日本語バージョン。
本家SKETCHTRAVELのサイトはここ。
もちろん日本語といっても画集なので、読むよりは
観る本ですけどもね。
たいへんたくさんのスタイルのアーティストの幅を
おたのしみいただきたい。

売り上げはRoom to Readという識字率の低い地域に
図書館を建ててこどもたちの教育の手助けをしてる
団体に寄付されますです。
ヨロシク。

2012年6月17日日曜日

マンガオブザデッド。

マンガ描いた。
ゾンビマンガなので、その手のものが苦手なひとは
読まないほうがいいですよ。
といっても腕が飛ぶ程度の描写で、絵的にグロ過ぎって
ものではないんだけど、内容的には荒んだ展開するので。
ジャンル的にはゾンビホームコメディです。

興味あるひとは竹書房の「マンガオブザデッド」サイトへ!
検索して飛んで読んでみてください。
そしてまったくもって〆切破って、公開遅らせたのはひとえ
にオレのせいです。読者の方と担当に深く陳謝。
すみませんでした。

ゾンビといえばもう圧倒的にロメロの「ゾンビ」であるよ。
原題は「Dawn Of The Dead」
まさにこの映画でゾンビは夜明けを迎えたわけですな。
いい表現てのは、読み方が何通りもあるものだなーと
思ってるのですが、「ゾンビ」はみかけはスプラッターな
ホラーですけどそこには読み筋がたくさんある作品なわけです。

まーロメロ自体が批評性の高い作家なので、置換えを使って
社会批評を内包させるモノづくりをしていて「意志のない生
きている死体」をして批評対象を象徴させてたりするので意
味が重層的になるのは当然というかワザなんだけども、娯楽
でありつつ、さらにその向こうに思いを馳せる事が可能な表
現物というのはじぶんも目指したいところですが、ここらへ
んは頭がよくないとむずかしいなあ。
ぼんやり生きているので思考能力の衰えが著しいです。
じぶんがゾンビ化している。



2012年6月15日金曜日

BEAMとBRUTUS。

てなわけで今発売中の「月刊コミックビーム」に
読み切り8P描いております。
ビームでさまざまな作家が描きつづる震災マンガの
一編で、とり・みき、しりあがり寿の並びでひっそりと
よろしくです。

あと7月17日発売号の「BRUTUS」が
アメコミ特集 でやんす。
8月には「アベンジャーズ」の公開だしな!くわ!
とゆーわけで表紙を描かせていただきました。
描いたのは鉄男と米国隊長と金槌男、そして緑巨人の4人です!
全体像は書店でぜひ。

あ、あと8月にでる夢枕獏文、オレ絵の早川書房「十五夜物語」
もヨロシク。
宣伝も兼ねて獏さんとマンガについて語るイベントがあります。
朝日のウエブでやってる「獏さんのまんが噺」の公開収録。
こちらも併せてヨロシク。
では仕事にもどります!
ひー。

2012年6月13日水曜日

まんだら屋。

なんたることか!畑中純の訃報とは、、、、。
体臭の届く距離の人間を描きながら、
宇宙の理もいっしょに描くようなマンガ家でしたよ。
ご冥福を祈ります。
残念だなあ。

2012年6月12日火曜日

作業中(訂正)

あらゆる〆切が重なっていてカオス!!!!
そんな中7月(予定)本が出ますよ。
(8月刊行となりました!)
SFマガジンで連載してた「十五夜物語」です。
おとなの遠足ででかけたベネズエラで始まった
交換日記的な、獏さんの文章にオレがスケッチをつける
遊びを加筆修正して連載、単行本化のはこびです。
体裁は見開きごとの絵に、獏さん世界が展開していく
えものがたり調。
現在絶賛作業中にてヨロシク。



17インチは?

appleの恒例の大発表大会であたらしいMacBookが
でろでろっと紹介されて買い替える気まんまんで
仕事しつつニュースをおっかけてみたが肝心の
MacBook Pro17インチが……な、ない、
どころかラインナップ自体から消えとりますがな…
なくなるんですか17インチは。


2012年6月11日月曜日

岩手行3
























てなわけで岩手でこども達と落書きしてきた。
たのしゅうございました。

写真はすみっこでもくもくとジジイ絵を落書きしてたら
同行したとり・みき兄貴がお賽銭を投げてくれたところ(笑)
釜石にいくのは3回目だ。その度に街は蘇っている、と
言いたいところですが実はまだまだです。

行くたびに寄る箱崎ではその集落でぽつんと残った

西山のおばちゃんちで元近所の人たちと喰って飲んだ。
14年前に3000万で建てた、あそこにあった家もなんにもないわ〜と
津波で更地になった場所を指差し、笑いながら酒を飲む

70半ばのおっちゃん。補助金は300万でるけど、もちろん家なんか
買えずいまも仮設住まい。
こんな年寄りに金貸してくれるところもないしな!
ごちそーさん!と手を振って帰ってった。

住んでる人にとっては「震災」はまだまだ続く。
ボランティアの人も終わりのない道に疲弊している。
自分のことだけでも、人間はいっぱいいっぱいになる生きものなのに

人のことでギリギリにいっぱいいっぱいになってて押し流されそうな
人たちが沢山いる。微力ながら応援していきたい。
とりあえず津波の被災者のことを忘れないことが
唯一できる事だと思ったりした。

といいつつこの旅行は、被災地に金を落とすという言い訳を
自分にしながら温泉に行く!というのも大事なポイントなのである。
今回泊まった「湖山荘」は湯も料理もすばらしかった!
是非また行きたい。
お湯はすばらしいなあ。

もう一軒泊まったのは「宝来館」
元気な女将さんでした。

2012年6月8日金曜日

25歳。
















はじめてヨーロッパ旅行したのは25年くらい前だったっけか。
てゆーか海外自体が初めての旅行だった。
野郎3人旅で、スペインとドイツに
1ヶ月行ったんだった。

2月だったんで到着したドイツは寒かった。
アンカレッジ経由の飛行機は25時間とかかかった。
飛行機も初めてだったので、それ以降アメリカの
西海岸とかの8時間は屁みたいなもんだ。
はじめが肝心なんである。

寒いであろうヨーロッパに行くにあたって、着て行く
モノを用意しないとならなかったが、当時オレが持っていた
冬用の上着というと、親父からもらった三井造船支給の
ドカジャンだけだったのでいくらなんでもと、
とりあえず友達に相談したらば、じゃあ買い物につきあってやるわ
ってんで、上野に連れていかれた。
アメ横である。
そこで見た目はドカジャンだががっつりあったかいダウンジャケット
とワークブーツを言われるがママに買った。

このダウンジャケットはその後10年ぐらい着倒した。
縫製とかすばらしくて、アレはどこのメーカーのだったんだろか。
買った当時はTシャツに羽織ればそのまま冬の街でぬくぬくだった
ダウンジャケットだったのが、10年経つとなんか寒い。
それは当たり前でメンテもせずに長年着まくったせいで
知らずダウンが抜けて、ただの薄手のペラペラナイロンジャケットに
なっていたのであった。なので捨てました。

ワークブーツのほうはレッドウイングのいかしたヤツで
これまた履き倒したが、いつのまにか靴箱の奥にしまいこんでた。
5年くらい前にひっぱりだしたら革が乾いちゃっててかわいそうな
コトになってた。ソールもすり減ってたので、リペアショップに
出したらば、ビブラムのきんきんに新しいソールで戻ってきた。
革に関してはもう保湿が足りないまま経年劣化していて、ひび割れ
てますけど仕方ないです、って言われたけど、問題なし。
今は非常用のブーツとして仕事机の下でじっとしてるのだ。

2012年6月4日月曜日

ぎゃ。

なんだかいろいろぎゃと小さく叫ぶ。
気がついたら6月だしもう4日だし。
眠気覚ましに熱いコーヒー淹れて机に戻って
口に運んでたら5口目で気に入ってた陶器のマグの
取っ手が音もなくその役割を放棄したものだから
机の上とキーボードとタブレットがコーヒーまみれになるし。

アップルのワイヤレスキーボード使っているのですが
先日これまた打ってる最中に接続しなくなったので
買い替えたばかりでコーヒーまみれで、涙目で
キートップを一個づつひっぺがしてアルコール拭きして
今終わってそこはかとなくコーヒーの香り豊かな
仕事場です。

取っ手が取れたマグは気に入ってたのですが
以前も洗い物の最中にその取っ手はポキと折れた。
しかも鋭利な切り口で指を結構深く切ったりしたけど
好きなモノだったので買ったところにお願いして
金継ぎしてもらったんだけども、なんせ取っ手だから
不安はあったんですが今日がお別れの日でした。

取っ手が取れた瞬間を、高速度撮影してれば
ちょっと口が開いたまま取っ手だけを右手に持ち
目がうつろなオレの前で琥珀色のしぶきが
ゆっくりゆっくりカタチを変えながら弧を
描くところが見れたハズなので残念だと思ったので
すぐ絵にした。