2013年2月27日水曜日

ガソリン生活その後。

















画集でます。

朝日新聞夕刊で2011年の10月からスタートした
伊坂幸太郎さんの小説「ガソリン生活」。
1年間ほぼ毎日描いた全挿絵が本になりますよ。
ありがたやありがたや。
基本はスミ線くっきりの挿絵でしたから
潔くモノクロの一色でがっつり刷った本になります。
サイズは小説の単行本と同じサイズ。
そして同じ3月7日に発売になります予定であります。
書店でぜひお手にとって、できれば伊坂さんの
「ガソリン生活」のお供に「寺田克也式ガソリン生活」
も連れて帰っていただけると、うれしい限りです。

この仕事では、イラストの描き溜めをわざとせずに
毎日1枚のペースで描いて入稿してました。
一度通して原稿は読んでいたんですけども、読者目線で
毎日その日の分を読んで描いてた。
そうすることで、ガソリン生活の世界の中に
連続してアタマを置くことになって、リズムが出たわけっす。

アイデアがまとまらなくて、ぐぎぎぎってコトも
いたらないところもままありましたけど、
総じて楽しい1年間でした。
いいガソリン生活でした。

んでこの全挿絵、来月16日からの京都国際マンガミュージアム
の展覧会に、展示しますよ。
掲載サイズの対角線約2倍のサイズが原寸です。
ぶわーーーーーっと張り巡らせるです。

2013年2月26日火曜日

みずふで。





















透明水彩の絵の具がありまして。
それの固形のモノがあるんですね。
主に戸外でのスケッチに使われる絵の具セットなわけです。
それに使うためのね、水筆というのがあるのを知ってですね。
ショックを受けました。

それはなにかというと、いわゆる筆ペンありますわね。
あれのインク部分が水タンクになってるという、そういう
絵筆ですよ!
うわ!こんなんあったんだ!と叫びましたよ。
とゆーわけで速攻手にいれまして、もともと持ってた
固形透明水彩のセットで、最近仕事の合間に練習してるわけです。

デジタル絵の具に切り替えたときに、よくいってたのが
筆を洗う必要がない、ってのと、筆洗の水を換えにいかなくていい
ってんですけども、まさにこれは!
これはーーーーーーーーーーーー!
大発明ですよ。
ひょいと描きたい時に水彩で着彩できるという。
うーむ。
人類の英知ココに極まれるです。


とゆーわけで、京都で開催の寺田克也ココ10年展、いよいよ来月です。
16日から!
スタッフに恵まれて、かなりおもしろい展示になるとおもいます!
ぜひぜひ!
足をお運びいただけたら、とおもいます。

あと東京でもやらないのか、という声をききますが
ありがとうございます。
しかし、こーゆー展覧会は、場所ありきでして、もともとが
京都のマンガミュージアムさんから声かけて頂いたからこそ
開催されるのでして、東京でやる予定はいまんところないのです。

もちろん、どこかの会場を持ってる方が
うちでやりましょう!と言ってくれれば、同じセットで
できなくはないですが、いまんとこは
まったく予定はない、と
お伝えしておきますです。
立候補よろしくです。

2013年2月8日金曜日

2013年2月6日水曜日

iPhone5ジャケット。





















おとどしの暮れに、新宿高島屋ギャラリーにて
泉谷しげるさんの音頭の下、以前チャリティオークションで
集まった浦沢さんや吉田聡さんや本秀康さんとかで
展覧会やったんすけどね。
その流れでチャリティ目的のiPhone5用のケース
作りませんかとハナシが去年動いて参加させて
いただきましたのですが、それが発売の
運びとなったそうで、ひとつソフトバンクの
店頭などでお手にとってみていただければ、と
ここに大宣伝をぶつものであります。
売り上げの一部は被災地に行きます。
ちょっとヨロシク!!

softbank SELECTION iPhone5case

2013年2月5日火曜日

バンドデシネ。





















フランスのアングレームというところで毎年行われてる
国際マンガフェスティバルがありまして。
40周年記念の今年、特別賞を鳥山さんが受賞ですよ!
おめでとうございますー。

日経でそのコトが記事になってます
日本漫画などに影響を受けたフランス人が描く
フランスの漫画は「バンド・デシネ」と呼ばれ、」とか
書いてますけど、元々がバンドデシネはフランスのマンガの
コトを指すのであって、ニホンマンガの影響で存在してる
ような語弊のある書き方はどーかなーと思いましたよ。
失礼だろう。
バンドデシネはBD(べーデーと発音)とも略されて
呼ばれますよ。
新聞記事なんだからもうちょい正確に書くといいでしょう。

2013年2月4日月曜日

展覧会のメインビジュアル。







































これと大猿王の対の絵が「ココ10年展」の
メインビジュアルとなります。
阿吽のカンジで素立ちする二体になります。
あと今度アメリカで出す予定の画集の表紙にするつもり。

むしろ元々それ用に下描きしてた絵で、さらに去年の別の
企画展の時にぜんぜん違うカラーリングと仕上げで
一度絵にしてみてたモノ。
それを予行演習として今回きっちり描き上げてみました。