2009年1月2日金曜日
Dynamite!(格闘技についての長い感想)
PPVを大購入して大晦日のDynamite!を録画しました。
生中継じゃないので、録画した。
録画したので長い入場とか休憩時間を早送り
煽り映像と試合をコンパクトに観た。
思いつくままに感想をあげてみるとですね。
まずバダ・ハリとアリスター。
体格差とかペナルティ云々の前に、前の試合から
1ヶ月もない間隔でのこの試合はまずダメじゃないでしょーか。
しかも前のトーナメントでバダ・ハリはダウンしてるわけで
その影響がないわけない。
殺す気か。
K1甲子園は、解説の魔裟斗も言ってたけど
急がせすぎだろう、と思う。
そこに舞台があれば、登りたいヒトはあがってきてしまうわけで
頭部への打撃がある格闘技を、興行として
10代なかばの選手に戦わせる、というのは
日下部みたいにがんばりすぎる姿勢を観るにつけ
コワイと思わざるを得ない。
それは底辺を育ててる、というよりは
育つ前の花を刈り取ってる風情に近い。
K1甲子園はヘッドギアをつけさせて
ディフェンス重視の試合を、させるべきじゃないのかなあ。
で大人になってカラダができあがったら
K1なりMAXなりで活躍させればいいんじゃないのかなあ。
現状のまま盛り上がっていくとすると
ちょっと不安であります。
佐藤嘉洋は、前も言ったけど
「愛を知る県からやってきました」ってのを
そろそろほんとーにやめたらどうでしょうか!
第一おもんないし。。。
「愛知県から来ました。佐藤嘉洋です」って言えばいいじゃんか。
あと負けた試合後に「ホントは負けてない」って言うのは
もちろん格闘家は絶対負けてへん、というスピリットあっての
職業なのでそう思ってる事自体はぜんぜんオッケーなんですが
それをわざわざ口に出すと、安っぽく見えるよ、というのは
そろそろわかったほういいんじゃないだろか。
黙ったままで溜め込んで、次の試合で勝てばいいのではないか。
このヒトの発言はいつもその言葉のはしばしに
「わかって欲しい」オーラが滲んでいて、それがもったいない。
憎らしい程圧倒的に強い選手になりつつあるんだから
ここらへんの姿勢だけで、もっと人気が出ると思います。
強いのはもうみんな知ってるから。
とか言ってみたが、格闘家に人格までも求めるのは
欲張りなので、我を張った子供っぽさ丸出しもまたヨシ!
坂口残念だった。
中村大介すばらしかった。
セーム・シュルトはパンクラスに上がった頃から
ずーっと観ているのでそれなりに思い入れがございます。
ロープエスケープがあった頃のパンクラスルールで
テイクダウンされて関節とられるんだけど、
あまりの長身にリングのだいたいどの位置からでも
エスケープできてたのが笑えました。
あの頃は線が細くて面長だった顔が
いまは正方形に近いですね。
すばらしい下からの極めだったと思います。
柴田はあの勢いがそのまま正確な攻めに繋がるようになれたら
素敵な選手になるんじゃないでしょうか。
マッハは体格負けする可能性もある試合を
がっちり勝ったっつーことでよかった!
そして武田幸三。
以前relaxという雑誌で取材したことあります。
ラジャのタイトル奪ったあとでしたね。
話した感じは自分のことを含めて客観的に
物事をみているヒトだなあ、というものです。
自分のヤマっ気とか、方向性とかも
ちゃんと見えてる感じがしたです。
好漢だった。
カラダを心配しつつ、ずっと応援してます。
川尻もすばらしかったです。すばらしかった。
武蔵は一時期すごく良くなってきてた感があったわけですが
ここにきて「なにやっとんねん」と思わざるを得ない
状況です。
名前は返上するんでしょうかどうでしょうか。
マヌーフには驚かされた!
いやーびっくらした!
青木には言うことなし。
グッドジョブです。
ヨアキム・ハンセンはカラダが心配。
試合がなくなったのは超残念。
でもカラダ心配。
良くなってまたスゴイ試合を見せてもらいたいです。
ああ、でも試合観たかったな、、、、。
田村とサクラバ。
こーれーはー!
なにを言えばいいのでしょうか。
そして我々はナニを観たのだろうか。
別にUインター観てなかったし、そこに思い入れはないんですけどね。
サクラバも田村も好きなので、今回の煽りに乗っかってみましたが
なんというかここんとこのサクラバの言動はあまりピンとこない。
入場も別に昔からおもしろくはないわけで、以前はそれでも
試合で魅せる事ができていたからこそ、あくまでもおふざけで笑えてたが
今の入場は単なるおふざけというか、自己模倣みたくなってて少々きびしい。
胸が痛いとゆーかなんつーか笑えない。
それでもサクラバは求められている桜庭像を背負って出てくる。
出てこざるをえないとゆーか。
しかしそのピントはすでにずれており、ファンをそれをわかってる。
たぶんサクラバ本人もわかってる。
このままどんどん壊れていくサクラバを見続けるのか、
それともふたたびピントが合って強いサクラバが戻ってくるのか、
それはわからないのだった。
そして個人的には、田村のコメントにカウンターで揚げ足を取る、
サクラバ流で言うならば、
「格闘技は殺し合いですよ」というならばですよ。
もう何度死んでるんだ、というハナシであり、
「死ぬまでやりたい」というならばですね。
総合格闘技のファンとして、リングの上で選手が死ぬのなんか
全然観たくないと言いたいです。
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