2013年5月25日土曜日

ライブドロー。

















http://www.youtube.com/watch?v=FkibRz6Isdc&feature=youtu.be

先日の京都での展覧会でやったライブラクガキイベント。
の動画。
お暇な時に。
お茶うけに。

2013年5月24日金曜日

シンサインなるもの。
























あいや、審査員をふたつ、お引き受けした。

ペーターズギャラリーのイラストコンペと
神戸ビエンナーレのコミックイラストコンペのふたつ。

もうオレが一目みて筆を折るような作品を
是非応募してきていただきたい!

ところで審査員など身に余る責務でして
前は断らせて頂いてましたが、まあ今は
できる範囲で(あくまでできる範囲で)
お役に立てそうかな、というあたりでは
責任をもってお受けすることにしてますです。

なにせ審査員というのは
えらそうに人様の作品を「自分の感覚」でもって
「取捨選択」してしまうという恐ろしい仕事なのである。
筒井さんの「大いなる助走」を読むとよくわかる。
恨まれてなんぼなのであります。

てゆーかホントは怖いのが
恨まれるコトではなくて、自分の物差しを
審査することで、また人様に計られる、という所であります。
選んでるつもりで
「おまえの審美眼みたいなものは機能しとるんか?」
という目に晒されるというコトであります。

こ、こわい。

たとえばオレが「だめだこりゃ」といって落した絵を
描いた人が、その次の日に人間国宝になったりしたら
「テラダはなにをみていたのか。生ける節穴か」
となる。これは怖い。

コトほどさように自分の尺度に自信が持てない。
なんせバックボーンが「ラクガキ」であるからして
「アートの文脈から言ってこれはうんぬん」とか
まったく言えないしわからないし。
まずそんな文脈を知らないし。
自分の感覚は自分に対してしか働かないのであります。

しかし40を過ぎた頃から
ちょっと開き直ったのと合わせて考えを変えてみた。
まあオレを審査員に選んだ人が悪い、という方向に
シフトしてみました。
さらに、そこはかとない知名度がこの業界だけにでも
存在するのであればそれを利用していただくのも、
マンガやイラストの世界の振興の微力くらいには
なるんではないのかと思ったり思わなかったり(どっち)
まーそんな風に考えて、真剣には審査しますが
気軽に引き受けてみたりした。


2013年5月22日水曜日

マドリッドで食べた。
























マドリッドは美味い。
もう舌に合ってるとしかいいようのない旨さ。
25年前の旅行のときから、うまいなあと思ってたし
今も変わらなかった。旨かった。

なにが好きってトルティーヤが好きなんですが
トルティーヤといってもトウモロコシの粉を
ひらたく焼いた奴じゃなくて、ジャガイモ入りの
卵焼きのコトです。スペインでは。
分厚く焼いたトルティーヤは、芋と卵の旨さが
やさしくてたまらない。
上の写真で食べたトルティーヤは厚さが5センチも
あって、味は最高で、これまででピカイチでした。
もうすでに今、食べたくなっております。

旅行の本題である、エキスポマンガinマドリッドでは
のべ3日間で2万人越えのスペイン人オタクたちが
たのしそうにコスプレや買い物や同好のともだちたちと
熱いエネルギーを発散していたよ。あちち。
そんな中でオレと内藤くんの仕事は
サイン会と媒体のインタビュー。

さて内藤泰弘といえばいわずとしれた「トライガン」
であり「血風戦線」なわけであり、海外でも
マンガ好きのファンが多いわけです。
「トライガン」はアニメのファンもいっぱいいるし。

今回ですね、エキスポマンガからお誘いを受けて
思ったのは、どう考えてもオレのファンは少ないだろう
ということです。「大猿王」はスペイン語版出てないし
他の本はいうに及ばずで、すでに古典になりかかってる
「Blood: The Last Vampire」が唯一のオレの海外での
知名度の源だったりするし。「manga」ファンの中では
そんな知名度はないだろう、と踏んでた。
なのでオレ以外に招待するマンガ家を紹介して欲しいって
言われた時に、内藤くんかなーと思ったのだった。

それはバッチリ成功で、主催者は驚きつつ喜んでくれたし
なによりファンが喜んでくれましたよ。
内藤くんもポジティブに状況に対応するナイスな奴なので
誰よりも笑顔でファンと接しててGJ!

そんなないとーくんの横で、オレが描いてたのは
ブラッドの小夜だったりしたのですが、それも初日だけで
2日目の本番からは10〜20人の8割が「ゼルダの伝説」の
リンクを描いて〜ってモノだったのです。

あ、やべえ長くなった。
また続く。




2013年5月16日木曜日

エキスポマンガinマドリッド!























去年の頭だったかに、facebook経由でスペインの
マドリッドで開催されてるEXPOMANGAという
日本のマンガとアニメ好きが集まるコンベンションに
ゲストで来ませんか?というお誘いを頂いたのです。

その時は時間が合わなかったのでお断りしたんですが
来年だったら行けるかもですと伝えてたら
今年ふたたびゲスト依頼がありまして
2度もお誘いされて断るのも民間外交的にどうよ、と
いう事で是非に!と伝えて
行ってきましたマドリッド!25年ぶりです。

ゲストにはもうひとり「トライガン」の内藤泰弘も
招待されていたので、行動を共にさせてもらって
結果たのしい時間を過ごせましたよ。
ないとーくんありがとなー!
3日間のコンベンションで並んでサイン会とかもやった。
内藤人気は高くて、ずらーーーーーっっとファンが
並んでおりましたよ!万歳!
オレの方はほとんどが「Blood: The Last vampire」の
ファンだったので小夜をメインにサインした。
あと「ゼルダの伝説」のリンクを山ほど描いたのですが
これについては後述。

つっても日本の仕事を丸抱えして行ったので
メシとイベント以外はホテルでシコシコ仕事してました。
まあそれはいつものことなのであった。
といいつつも、1日だけはフリーの日を確保して
念願のプラド美術館にベラスケスを観に行ったのであるよ。
ああ!ディエゴ!

思えば人生初の海外旅行は雨宮慶太、西内としおとオレ
というデコボコなトリオで1ヶ月、ドイツとスペインに行っ
たのでした。25年前の事です。
雨宮さんと西内さんはどちらもオレの4つ上の
阿佐ケ谷美術専門学校の先輩でして、仲良くしてもらって
た事もあって実現した旅行だったんですよ。
移動はユーレイルパスでがたんごとんと電車をたのしみ
ノープラン行き当たりばったりで安いホテルを探して
街をうろうろしてメシを喰うってだけの旅行だったのが
初めての海外ってこともあって、妙にたのしい記憶です。

その中でマドリッドではプラド美術館には行こうぜ、って
事で好きだったベラスケスのオリジナルに初めてまみえた
わけですが、その時の衝撃はいまも新鮮なまま胸にある。

人間がここまでの描写力を手に入れる事ができる、という
その事実をベラスケスの絵が証明してる凄さの前に
立ちつくした若いオレですよ!
写真もない400年以上昔のひとが到達できる限界のひとつが
ディエゴ・ベラスケスだと思いましたよ。

長いからつづく

2013年5月6日月曜日

ココ10年展イベント3回目。
























は〜描いた描いた。
京都の国際マンガミュージアムの展覧会イベントとして
5日に生ラクガキライブやってきましたよ!

イメージとしては、人が通り過ぎていく感じの
ところで、ひとりでシコシコ絵を描いてるっての
だったのに、なんだなんだ、壇上にパネル設置で
椅子まであるよ!!!
ひー!戦慄!
つまりはじっくり観られてる中で描け、って環境が
できあがっていたわけで、これで一気に緊張した。


とはいえ芸人たるもの(芸人じゃないけど)舞台に
あがったら腹をくくるしかないので描きましたよ。
なんだか満員のお客さんの前で!

もっとだらだらっといろんなキャラとか描こうかなーと
うっすら考えてたけど、やめた。
失敗しにくいキャラを描こうとおもって大猿王にした。

といいつつ手前の手を小さく描き過ぎた。
うわ、っと焦りつつ集中力が失われかけたのだったが
かえる目の「あの寺に帰りたい」をちいさく歌ったり
口笛吹いたりしてるうちに緊張感が戻ってきたので
なんとか最後までたどりついた。
はっきりいってへとへとだったわけですが
そんなんに何時間もつきあってくれたお客さんも
いい加減疲れたんじゃないだろうか!立ち見の人も
多かったし!すんませんでしたー!
そしてありがとうございますー!

これにて全4回のイベントも、あとは6月2日の
ラストを残すのみでして、ああ、なんたることか。
展覧会が終わるということは、今年が半分終わると
いう事じゃんか!うははー!

まあいつもの事ですが、もうちょい京都の方、
おつきあい頂きたく、ヨロシクお願いします!

2013年5月1日水曜日

真・異種格闘大戦。
























単行本で持っていたのだが、友人にあげたので
あらためてeBooksJapanで全巻買いそろえてみた!
相原コージのこれは傑作マンガなのであるが
連載開始はアクションの本誌だったのが
途中からwebアクションに場所を代えて掲載されて
いたものなのであります。

連載開始から凄え楽しみにしてたマンガだったので
す。編集部もきっとこれは期待を込めて、これからの
webマンガを牽引する為、あえて土俵をネットに
代えたんだ!と思ってたら、最終巻のあとがきに
人気がなくてwebに、とあったので、マジかよ!
編集部なにやってんの!と思ったものです。

これは動物の世界で行われる最強決定戦を舞台に
相原節が炸裂とゆーか、動物うんちくを無理矢理
ベースに据えての納得力補強っぷりでぐいぐいと
読ませつつ、各戦いにおける登場動物たちの、
生きとし生けるモノの、まさに「生きる」意味を
激しく問う!!!そんな!熱い血潮の!
いやもうとにかくオモシロいので読んでいただきたい。
つーかテレビアニメになって欲しい。

しかし読み返してみても、これはたいへんな作業
ですよ。これだけ様々な動物たちをマンガに
出しつつ、さらにアクションを成立させるという
至難の業です。

てゆーか紙の本が絶版なのかコレ!ガガーン!!!