2010年3月27日土曜日

今日はK-1 MAXがあるよ。



も ちろん会場である、さいたまスーパーアリーナに
駆けつけます!
心だけ!
うわーん!
カラダは机の前から動きませんので、関 係者各位は
ご安心ください。

つーかTBSはあいかわらずだ。
春の二大格闘技祭りとかいって亀田と抱き合わせで
K-1 MAXを放送だ。
亀田の前座扱いなんである。
魔沙斗が引退したからこそ、コンテンツとして
育てる!とかの気合いが皆無なんであ る。
いやまあ亀田だけでももう世間で視聴率はとれないと
踏んでの事なんだろうが、考えの底が浅いというか
共倒れというか、安売り にしかみえず
結局世間には届かないダサいパッケージにしてしまうところが
TBSなんであります。

せめてペイパービューで 全試合CSで生中継!とか
ネットや携帯で有料配信とかさ、すればいいのに
と思うがそれもないのであります。
しかも今まではそれで も衛星のTBSチャンネルで
一ヶ月遅れとはいえ完全版を放送してくれてたのが
とりあえず今月も来月も予定に載ってないので
不安で いっぱいなんであります。

とはいえ選手たちは自分のために
カラダを削ってリングにあがるわけなので
応援し続けていきた い。
今日は残念ながら机の前から、しょぼい地上波を
観ながら声援送ります。

2010年3月26日金曜日

まちがえてた。



3巻のカバーをアップしていたのであった。。。
ぼけている。

今日は祖父の十三回忌なのであった。
じいちゃんげんきか(天国で)
孫は〆切に追われております。

人生はちびしい。



もろもろきびしい状況ですが気合いをいれ て が んば 
ります。
また日本脱出したい。

2010年3月21日日曜日

リーンの翼と餓狼伝と仮面ライダーWと



眠気覚ましに最近の仕事のご紹介を。

富野さんの小説「リーンの翼」のカバー描かせていただきました。
小説というより、大説に近い。
「ダンバイン」の世界につながるものではあるけど
むしろ人間を強く描こうとする内容なので
ファンタジー色は抑え目でいこうと担当と決めてできた。
1冊でも分厚いのに4巻ある。
セット購入するとボックスにはいってくる仕様で
その存在感が重い。重いなこれ!
富野さんが自宅に鎮座してるカンジです。
4巻を並べると1枚のつながりになる絵になっております。
毎日1巻づつ載せてみよっと。

あともう出ちゃってるけど夢枕獏「餓狼伝」文庫全巻が
カバーを新装にして発売中。
14巻分まとめて描いた。
この機会に読み直して血をたぎらせてください。

毎週日曜朝8時からの仮面ライダーWの怪人デザインも
そろそろ佳境に差しかかりつつありますね。
時間がある時は大抵次の怪人(ドーパント)のことを
考えております。考えすぎていつも東映や
造形チームから「はやく出せ!」と叱られて
慌てて描いて渡すというプロセスを踏んでおります。
も、もうしばらくお待ちくださいっ!

W本編自体もおもしろい。
毎週ただの視聴者になってテレビの前にいます。
「おまえの〆切の数を数えろ!」とかの幻聴が
聴こえてきます。

あとはカバー担当の徳間のSF季刊誌「SFjapan」が
でてますでてます。
来月発売のコミックリュウにマンガ描いてます。
青少年は読まないほうがいい暴力的な内容なので
よろしく。

ギアナ高地から戻ってきてこっち、仕事に
火がついてます。
ひたすら仕事してみようと思っております。

2010年3月20日土曜日

感情だけが脳を支配してると。

おなじみ東京都のアレです。
青少年のアレ。
反対する人が危機感を抱く過程がここで
まとめられてますね。

しかし大葉ナナコさんの意見が凄すぎるなー。

そしてこういったまとめサイトそのものも
まとめる側の思想や思惑で恣意的に構成できるってことを
忘れてはいけないと思います。
まとめる人の意見も織り交ぜつつだしね。
そのあたりに注意して、だいたいの流れは
しかし、ここで判ると思います。

いざとなったら人間はどうぶつだからして
感情が理性をかろやかに無視しがちですよ。
だからこそ豊かにもなるし怖くもある。
すべての物事が裏表の両面でできているということを
子供の頃に教えてもらえないまま育ってしまったら
潔癖なだけ、とか
動物的なだけ、とかの極端な視点しか
手に入れられないままオトナの年齢になっちゃったらと
考えると怖い。

極端な視点は不寛容を生むのであって
不寛容は反対意見や自分の感情に相いれないものを
排除する方向に簡単にいきますからね。
にんげんの歴史はずーっっっっっとそう。
もちろんオレの中にもそれは強くあって
つねに自覚をしているところです。

そうなると目的を達するための過程に方法とかの
整合性や正しさを追求しなくなります。
短絡的な過激さが、同調者の共感を得られるから。

でも人生っつーのは、そのほとんどが
過程なのであって、やり方の選択こそが
つまりは生き方なのであって
目的のために手段を選ばないってのは
さみしくて好きになれないのであります。
いや、それは自分が弱いのを知ってるので
好きになれない、とゆーよりは
怖いって感覚です。
短絡的に行動するほうがラクチンだったりするからです。

2010年3月19日金曜日

2冊の発売日。






以前ココでお報せした
「デトロイトNGサーカス」と
「のらずにいられないっ!」の
2冊
が双葉車より
4月14日に発売となりました!
おめでとう!
ありがとう!どういたまして!









「デトロイトNGサーカス」はクルマがでてくるマンガを
集めた短編集なわけですが、初めて今回読み返してみたら
けっこうオモシロかった!
クルマのこと、どーでもよくても、オモシロイと思います。
たぶん!!!!
んで、ちょいとクセのある一冊になってます。
というのは掲載された雑誌が左開きと右開きの2種類でして
つまりフキダシの中のセリフが縦書きでふつうの日本のマンガの
右開きなのと、セリフ横書きの左から右に読む左開きの
マンガになっちゃってるのですね。

これはまあ読み出すとすぐ慣れるとは思うんですけど
最初ちょいととまどうのでして、そこのところは
ガマンしていただくという申し訳ないところです。
本の途中で、180度回転して読んでいただく日本初(?)の
ローリングリーディング方式です!ヨロシク!

2010年3月18日木曜日

そして船はゆくのです。

眠い!〆切!
と、ブログなんて書いてる時間も
場合でもないんですけど、行きがかり上これだけは書いておきたい。
「社団法人・東京都小学校PTA協議会」のこの要望書。

うん、そんなことは言ってないわけです。
改正案に反対してるオレとしては、この意図的なのか
無自覚なのかわからんけども文中にあるコレ、
(反対派は)「子どもを守るよりも自分を守ることが大事だ」などと
断じて思っていない。誰もそんなこと言ってない。
なんだろな、このもどかしさ。
問題点がぜんぜんちがう、ちがいすぎて絶望すらしそうですが
絶望してる時間もないので先にすすみたい。

いずれちゃんと書きたいとは思いますが
もちろんあっさり落とし所がみつかる問題じゃあないので
その時代その社会に応じた対応を
お互いが模索しないと始まらないわけですが
ああ、今は文字にする時間ないや。
とにかくみんな同じ船に乗っているわけですから
一緒に穴を塞いでいきたいな、と思う次第です。

またいずれ。

2010年3月16日火曜日

ミスリード天国

産経新聞の見出しがひどい。
「東京都の2次元児童ポルノ規制、ちばてつやらが反対の記者会見」
こないだ書いた東京都の「青少年健全育成条例改正案」について
本質を知らない人がこのニュースだけ読んだら
「ああ、有名な漫画家さんが酷い子供を対象にした
性犯罪をうながすマンガを擁護してるんだな」と
薄く思うでしょうね。
「ちばてつやらが」とかの敬称の略しかたも感覚的に
「わるもの」扱いして、より一層の誤読を誘うしくみでタチが悪い。
他の新聞の記事も似たり寄ったり。

記者会見にでて、ちばさん達の声を聴いていたのなら
どうしてそんな見出しにできるのかが不思議だなー。

昔SF作家のシオドア・スタージョンという人が
「どんなものでも90%はクズである」と喝破したものですが
その論でいけばマンガの90%はクズなんだろう。
オレのマンガもがんがん殺して大いに暴れる猿が主役だったり
ホモで女好きでヤクザが、これまた愉快に暴れるものだったりと
完全にクズですが、いずれにしても人間が持ってる本質には
暴力やら変態やら危険な思想がみっちり詰まってる。
同時に純粋を求める気持ち、大いなる世界に畏怖する心、とかも
合わせ持ってる。
この世から愛は消えないけど戦争も消えない。
犯罪も消えないし、落とし物を届ける人だって消えないと思う。
矛盾を抱えてこその人間であります。
その一面をないものとする考えの人たちがいて、
その人たちはたぶん健全100%の心の持ち主でしょう、
すばらしい。
でもほとんどの人は違う。
少なくともオレは違う。
弱い心をもてあましながら、それでもなんとか
人も殺さず生きてます。
小学生の頃から非常識かつアンモラルなマンガや小説を
山のように読んだけど、逆にそれらに救われて生きてきましたよ。
自分の抱えてる酷い妄想とかで自分をキライになる子供時代を
乗りきれた。乗りきったハズ。えーっと、たぶん。
そーゆー酷いのばっかり読むとイイって話じゃないですよもちろん。

ちばさんの言い分はここで読めますよ。
「と思います」というタイトルのマンガを読んでください。

ずっと後ろを歩く後輩として、都合よく大先輩にのっかって言うと
オレもどんな表現でも描かれていい「と思います」
もちろん表現者はそれがもたらす結果に責任を持つ前提で。

自分の妄想がいけないものだ不健全でビョーキである、と
健全100%の人たちに子供の頃に威圧的に言われてたら、
たぶん萎縮して酷い人生になってた。
そんな「健全な青少年」が住みにくい世界を
彼らは好きみたいだけど。
オレはごめんこうむりたい。

2010年3月14日日曜日

Twitter休憩

シャレにならない状態になってきたので
しばらくネットやらなんやらを休憩するですよ。
twitterもいずれは復活しますけど、そんときまたヨロシクです。
やってもやっても終わらないので!
また!

2010年3月10日水曜日

超現実非実在青少年

石原慎太郎東京都知事はなんであんなに
いつも人を見下した偉そうな態度なんだろう。
あきらかに選民思想をむき出しにして。
まー偉そうなのは人としてのレベルが低いって事だろうけど
元作家、あ今も現役か、作家とは思えない姿勢で
ひとの表現物への敵意をあらわにするよねえ。

いや作家だからこそ表現のチカラを判っていて
表現が人に及ぼす影響を怖がってるのかもなー。
権力を持つ側はその歴史でつねに表現ブツを規制する事に
腐心してきてて、まさに焚書であるとかの直接的な
弾圧を実際に行ったりしてきてる。
情報を操作して、時には歪曲して体制の維持を目的とした
思想矯正を含めた、自分たちに都合のいい情報だけを
人々に押し付けようとするのな。
これは誰のココロにもある働きだから
しょーがないんだけど、とりあえずは権力に対して
表現の自由を押し合いへし合いする事で
バランス取っていかないといけない。
権力には自己のチカラの拡大をとめどなく続けるベクトルが
備わっているから、つねにそれを人々側は
押し返していかないといけないわけで。

これで押し返し過ぎてチカラが逆転すると
じゃステキな世界が待ってるか、というと
権力側に座った人々はやがて自分たちのチカラの維持こそ
正義を行う上で大切なんだ、とかなんとか理由をつけて
やっぱり同じような権力モードに切り替わっていくのも
歴史をみてると避けられないんだなー。
人は固定化された集団になった時点で
腐敗していくものなのであった。
なので選挙とかのシステムによって、権力を限定的な
ものにする流動的な集団を維持することで
腐敗を先延ばしにするわけですね。
基本的に人間は愚かだけど、賢くもあるので
すこしづつこうやってチカラとの折り合い方を
見つけていければいいと思う昨今ですが
東京都の東京都青少年健全育成条例の改正問題が
今もりあがっております。

くわしくはココをみてください。
http://mitb.bufsiz.jp/

オレは子供を性の対象にしたエロは好みじゃないけども
それを条例で規制するとかの弾圧手段はもっと大嫌い。
考え方も乱暴過ぎてただの表現の取締りになっちゃってて
お話にならないのでそこのところは
声をあげておいたほうがいい。
表現の自由についてはいつも考えておいたほうがいいので
これもいい機会だととらえてみることにした。

はっ、石原都知事は作家として深遠なる思惑をもって
自らをわざと権力的悪役を演じることで
表現者達に「自由はみずから勝ち取るもんだよ」と
発破かけてる!!、、、、わけないか。

ところでおしあいへしあい、のへしあい、ってなに?
と思って辞書みたら
「圧し合い」ー「へし合うこと」って書いてあって
じゃ、へしあうってなんだ、と調べると
「互いに力をこめて押し合う」(大辞泉)とあった。
「押し合う」は「互いに押すこと」とあるから
なんだおんなじ意味か。

ただ漢字の持つ「押」と「圧」はニュアンスが
ちがうので、って今そんなのどうでもよかった!!!
シゴトシゴト!

2010年3月5日金曜日

お知らせ。

うわ、もう3月も5日も過ぎました。
んで今月の〆切が重なる重なる。
この数年で最大のピンチな不穏な空気漂う
ここ仕事場からお送りしております。
もう日常生活のすべてを犠牲にして
なんとか乗り切るしかねえよ!
と、鼓舞しつつ4月もかなり厳しそうです。。。

さて以前お知らせした2冊のクルマ方面の単行本ですが
4月の7日に同時発売のはこびになりそうです。

よろしくお願いします。

あと集英社の「大猿王」2巻は現在作業中です。
もうすぐもうすぐ!
おって詳細をまた!

とにかく今月は自宅缶詰め状態になります。
ネットはみないし、メールも仕事以外のは滞りがちに
なりますがご心配なく。
ではよいお正月を!(はやい)

2010年3月1日月曜日

上杉忠弘。

とゆーわけでコララインとボタンの魔女のコンセプトアートを担当した
上杉忠弘がアニー賞で美術賞受賞!!!!


上杉さんは日本ではおしゃれイラストレーターみたいなくくりに
されてしまいますけども、根底に潜む
「ちょいとダークかつワンダーな世界観」を
気付いてもらえずに普段もんもんとしてたわけですがw
気付く人が観ると伝わってしまったよーで
「ナイトメアビフォアクリスマス」の
ヘンリー・セリック監督がついにそのあたりを
ほじくり返してしまったのだった。
そして今回の受賞!すばらしい〜。
おめでとうございます!!
めでたいのでなんかください!