2012年3月29日木曜日

ebayにてオークション中

わすれてた。
ebayにてチャリティオークション中。
プリントアウトを一点ものとして販売しております。
全額東北支援の寄付とさせていただきますです。
http://www.ebay.com/itm/ws/eBayISAPI.dll?ViewItem&Item=160759082056

ぜひぜひ。

2012年3月28日水曜日

明日から展示。

新宿紀伊国屋書店の画廊にて展示、明日からです。
野波さんの写真に寄りそうカタチで17人の作品が
なかなかのバラエティであります。
ぜひぜひ。
3/29~4/3
開廊時間は10時~18時30分(最終日は17時まで)
入場無料

2012年3月23日金曜日

展示参加のおしらせおしらせ。

























劇団新感線などのヴィジュアルでおなじみ、野波浩さんの
トリビュート展が新宿紀伊国屋画廊で来週29日木曜日から
一週間開催。その後大阪でも展示決定、というわけで
ながいつきあいの竹田団吾さんから「なんか描いてくれ」と
酩酊した電話がかかってきたので、シラフのときに
いいっすよ、と返事してみました。
野波さんの写真はたいへんかっこいいので好きだ。
オレが出す絵はぜんぜんトリビュートには
なってない感じもするが、許してください。
描きおろしたかったんですけど、時間なかったので
今度アメリカで出す画集用に描きおろし、といいつつ
「イラストレーション」誌の取材で使っちゃった絵に
そのままちょっと描き足してトリビュート用に
しあげてみました。
こないだ高島屋でやった時みたく山ノ手写真製作所で出力して
カシマさんでフォトアクリル仕上げにしてもらいましたん。
キレイっす。

2012年3月19日月曜日

えのねだん。























もともと絵に値段はないので、自分の絵を値付けしないといけないときは悩むけど、まーこんなところだろうってのは経験から出せる。
まちがえちゃいけないのはイラストというのは基本、頼まれて描いた絵に対して使用料として支払い頂くモノで、絵そのものの価格ではない。100万円でやった仕事の絵でも8000円の絵でも、それは使用する本、雑誌、広告、商品など媒体の予算から割り出される価格なわけです。
だから生の絵を売るのとはちがう。もちろん知名度とかもバロメーターとして価格に反映はされるけども、やはり絵自体の価値というものを推し量るのが大切になってくるのでむずかしいのです。オレは画家ではないしね。

去年アメリカでやった個展では展示した絵はほとんど売れたんだけど、その時はギャラリーの人といっしょに値付けしたわけです。イラストレーターとしては経験あっても、生の絵を売るというところでは経験がほとんどないので、そーゆーのも加味されたり、絵それ自体だと画材、額装のレベルでも値段が出てくる。
そこのギャラリーは若い人の絵を展示する主に若い層向けの場所なので、ばか高い値段つける場所じゃないし、オレ自体にそんな価値はまだないわけです。なのでカンとしては自分だったらこの絵にこのくらい払えるかなーというあたりを薄目で決めていく。ギャラリーの人が丁度いいね、と言ってくれたら当たってるし、高いときもあるし低いときもある。謙遜しても始まらないので、これは他人の絵である、という視点で値付けした。

これは手元に置いておきたいかなーって絵にはわざと高い値段をつけることもあるし、手間がかかっていてもその手間より安い値の絵もある。いろいろある。
値付けが正解だったかな、というのは結局ショーが終わった後の売れ方でわかる。去年のショーではほとんど売れたので、まあ適正だったんだろうと考えるわけです。一番高い絵はB1くらいの水彩紙に紙用マッキーで描きこんだ絵でこれが5000ドル。
43万円くらいか。
これは正直売れないでいいかなと思ってつけてた値段なんだけど売れたのはうれしかった。イラスト仕事で依頼がくると大変うれしいわけですが、こうやって生の絵が売れるのもまた違ったうれしさがあるんだなあと感じたりした。

このくらいの絵を年に10枚20枚描いて、その値段で売れればそれだけで生活できるなあと皮算用したが、いつも売れる絵が描けるとは限らないし、だいたいその時のレベルの絵を1年で10も20も描けるのかというと無理かなーと思ったりするのであった。
まあでも3,4年に1度は描き溜めてショーをするというのを続けてみようかなと思ってはいるのであります。
今はコンスタントに仕事の依頼があって生活してるけど、やっぱり徐々に減っていくものだろうと思ってるし、そうなった時に生活の道筋は立てておかないと死ぬしな。
絵を描いて生きていく、という根本的な部分さえクリアであれば、その範囲内でイラストレーターだろうがマンガ家だろうが画家だろうが看板描きだろうがいいのだった。
その中でベストのモノを作る、という理想はどこだって変わらないわけです。

個人同士で取引するデジタル素材売買システムgumroadでデジタルとはいえ原画を2ドルで売ってみたのは、その絵自体の価格というよりは、絵をオリジナルサイズで見たい人の為のお試し代金、のような感覚で。
普通の人がデジタルの原画を持っていても、それぞれのPC環境、ディスプレイサイズによって、感じ方も違うだろうし、正直どうしていいのってところもあったと思う。
写真や絵の出力をなりわいとしてる出力センターに持ち込んで、たとえば駅貼りくらいのサイズにプリントしてもらって飾るというのが、あのデータのたぶんベストの愉しみ方なわけだが、そうすると何千円かコストがかかるわけで、そうそうはみんなやらないだろうし、デジタル原画は意外と扱いに困るのかもしれない。

生の絵は手に取ることができるし、その絵そのものに描き手が向きあって触れていたという感覚も得られるし、汚れや経年変化や、画材の匂いや、膨大な情報がそこに込められてるからこそ貴重なモノになるわけで、その分値段もつけやすい。
デジタル全盛の時代になって、音楽などは逆にライブに回帰しはじめてる部分もあるし
いろんな場所で、生という価値観があらためて大事になってるんじゃないかとも思う。
とりとめなくなってきたのでこのへんで。

2012年3月18日日曜日

水戸華之介。
















水戸華之介である、あのアンジーの水戸華之介である。
新譜のジャケットの依頼を受けて
高貴なる風来坊、荒んだ寅さん、ということで描いてみた。
ぜひぜひ!
http://www.netlaputa.ne.jp/~unlimi/hoshi/order/

わざわざでき上がったCDを持ってきてくださった水戸さんと
ちょいとモノ作りがそれぞれにある影響を受けたもの、みたいな
話をお茶うけにしてたのしかったです。
オレがメビウスなしではこのカタチで存在できなかった
のと同じく、水戸さんのそういう存在は?との
質問に、なるほどの答えがあったりした。
そのあと遂に時代小説に手を出してしまった話とか
北方さんの「水滸伝」はかなーりおもしろくて
ヤバイよハマるよ、と言われたので読みます。
「水滸伝」は子供の頃から好きなんすよ。

「やっぱし三国志とちがって、フリーが
権力に立ち向かう話だからねえ、いいねえ」
そうっすね、そこはオレ、立ち向かってるわけじゃないけど
立ち位置としては好ましいので水滸伝のほうが
好きでした。
まあ入り口は学校の図書館においてあった横山光輝のマンガ。
その後中村敦夫主演のテレビドラマ。
で高校んときに完訳版を読んだりしたけど、いずれも
好きだった。
今の若い人は水滸伝知ってるんだろか。

2012年3月11日日曜日

ありがとうございます。





メビウスなしではオレはいない。
心からの感謝と追悼の気持ちを送ります。
ありがとうございます。

2012年3月5日月曜日

笑顔の入場は禁止。

先週末はUFCオーストラリア大会と
strikeforceと2日続いてアメリカで興行が
あった。今じゃアメリカは週末にかならずといって
いいほど格闘技の興行があって、一時期は日本も
そんな興行だらけの時があったなあと思いつつ
ネットで観戦するのであります。

両大会でふたりの日本人選手が登場しまして
ひとりは修斗の世界チャンピオン、漆谷選手。
もうひとりはPRIDE武士道や戦極で激しい試合を
連発した漢、三崎和雄選手であります。
漆谷選手はリングアナがコールするとき
「ユールーシータニー!」と呼ばれていた。
次は綴りをULCITANIにしてみるといいのではないか。
そのせいでもないだろうが、新設される
UFCフライ級のチャンピオン候補筆頭、バナビデスに
いいとこなく完敗してしまって残念。

かたやstrikeforceにこれまた初登場、三崎選手は
強豪ポール・デイリーをスタンドで圧倒し
テイクダウンこそ奪われるものの、下からの対処で
デイリーになにもさせず、肘で額を
大きくカットして大流血にも関わらず
判定勝ちしたのであった。
字面だけ読んでると、寝かせられるわ、流血だわ、で
どうなのそれと思われるかもしれませんが
ネットで動画を探して観ていただきたい。
すばらしいっす。

ところで前にも書いたかもしれないが
20年近く格闘技を会場や生中継で観てて思うのは
笑いながら入場してくる選手の7割くらいは
その試合で負けてるんじゃないのかという事で。

なんかねーそれまでは試合の時に
入場では笑ってなかった人が、ある日笑いながら
入ってきたりすると、高確率で負けてる気がするん。
統計とかとってないのであくまでもオレの印象論ですが
先日の漆谷選手も日本では見せないノリの笑顔で
入場してたし、メインのミーシャ・テイトも笑顔だったし。
ふたりとも負けたし。

スポーツにしても仕事においても、いろんな局面で
人が目の前の事にフォーカスしている時って
むしろ無表情にちかづくんですよね。
顔の作りが笑顔で集中してる人もいるでしょうけど
まずほとんどの人間は、いわゆる真顔になってる。
目があきらかになにを見据えてる。
集中しきった人間はそういう顔になる。
昨日の三崎はいままでと同じ、リングをカッ!と
自然に睨んだ状態で内圧が高い入場をしていた。

もちろんリングインしてから集中する選手もある。
だから「笑顔で入場すると負ける」って
言ってるんじゃなくて、フォーカスしきれてない
選手がやっぱり試合で負ける事が多いのな、って話。
すごく当たり前の話なのであります。
仕事でも集中できてないときは、へんなミスするしね。
集中してるようで、なにかに気を取られてたりすると
結果がうまく着いてこない。

負ける時の入場の笑顔は、アレ?って思うときは
大抵自然じゃない時が多いのです。
リラックスしようとして笑顔を作っている、とか
余裕があり過ぎて笑顔になっちゃってる、とか
どこかで「作っている」状態は、集中しきってない
から生まれるモノなので気をつけていきたい。

とゆーような事を格闘技から学びつつ
日々、失われていくオレの集中力を
どうしたら維持できるのかしら、、、、と
あがいているのであります。









2012年3月1日木曜日

大雪一過















まあ大雪たって東京では、ってことですけども。
昨日は降りまくって
ぼたん雪だったから雨になってすみやかに溶けて
いきました。
今も庭やトタン屋根に雪が溶けた水が落ちる音で
いっぱいなのであります。

gumroadでは結局185.60ドル稼げました。
購入してくれた人々、ありがとうございます。
とりあえずおもしろかった。
アップしてる絵はあと1週間くらいで消そうかなと
思います。