2017年10月27日金曜日

あと3日(寺田器)

























会場のMさんの後ろ姿ナメで壁の絵を撮ってみた。
そんなわけで残すところ今日をいれてあと3日。
寺田器のファーストエキシビジョンが終わります。
次回は2018年1月5日から同じギャラリーでやります。

波佐見焼の器は、次回も観られますし、購えますが
壁の2面を埋めたゼブラ紙用マッキーで描かれた
絵は、展示会終了後エコフラット(壁用塗料)の
下に見事に消え去る運命ですので、生で観たい方は
ぜひ会場に足をお運びください。


10/14 [土]~10/29 [日] 13:00~21:00 [水曜定休]
入場無料

SF gallery.   東京都中野区中野6-21-1 SF DEPT.B1 
お問い合わせ:SF DEPT. 03-5989-1438


2017年10月16日月曜日

長崎の波佐見焼で食器を作ってもらったこと。























旧知の仲のメチクロの株式会社SFと組んで食器を作った。
名前は「寺田器」にした。テラダキ、と読みますよ。

うつわ、とつけたのはまず第一弾が食器だったからだけど
食器に限らず「器」のイメージがそぐうモノであれば
出していけるかもね、という意識で決めたわけです。
別に食器屋さんに転業したわけではないのです。

メチクロの会社は、たとえば弐瓶勉の世界観をもった服とか
小物とかを企画して製作販売までする事をやったり
メチクロ自身はプロダクトデザインやったりと様々な
業務内容を持っているわけですが、その一環で「寺田克也の」
なにかを作って売ろう、という流れになった次第です。

んで普段使いの食器に寺田の絵が載ってると面白いんじゃ
なかろうか、とかメシを喰いながらなんとなく決めて
それだったら長崎の波佐見焼とつながりがあるからってんで
企画は具体的にスタートした。
イメージとしてはマンガを買うみたいな感覚で食器を買う、って
かんじ。同人誌がたまたま食器のカタチをしているのである。

オレの仕事はあくまでも絵を描く事であるからして
いつものように描いた。それをイングレと呼ばれる、プラモデル
のデカールのような転写シートにプリントし、それを白い陶磁器に
手張りで職人さんが位置決めして移し載せてふたたび窯に入れる。
窯の中で転写シートは釉薬に溶け込み、薄いシートの厚みは
釉薬の厚みとおなじになってつやつやぴかぴかの器の表面で
均等な面イチとなって大変うつくしく仕上がるのです。
おお、陶器おもしろいな。

そんなわけで今中野のSFギャラリーで展示即売ショー!を開催
してます。10月29日(水曜定休)まで。
13時から21時までやってます。
ギャラリーの壁には写真のようにいつものマーカーで絵を描いた。
つまりは壁紙なんである。
ほんとはめちゃめちゃラフに描こうと思ってたんだけど
結局いつものような描き込みをしてしまうのがサガ。
展覧会が終わったらコレは撮影したあと消しますので
できれば会場に観に来てくれるとうれしいです。
会期中もちょいちょい行って、描き足ししてます。

2017年10月4日水曜日

寺田器、つくりました。























こんなのつくりましたよ。

6年目の岩手に行ってきた。
























行ってきましたよひさしぶりの岩手へ。
2011年の震災の2ヶ月後にはじめて行ってから毎年おこなわれる
吉田戦車、しりあがり寿を中心とするマンガ家による岩手応援
ツアー7回目!あれ?8回目?これが老化か!
あ、1回目のツアーについてはここにとみさわ昭仁さんが記事を。
6年ぶりに読み返した。あったあったそんなこと。
そしてあの時授業であった子供達は、ああ!ヘタすると成人に!
元気かあの時のみんな!
我々は順調に老けてます。

ともあれ行ってきました。
去年おとどしとオレは予定がバッティングしたので不参加で
3年前なんて到着した日に風邪を発症…
お手伝いにいったハズが布団敷いてもらって寝込むという…
そんなわけで今回は体調を整えてはりきって参加した!!
と、思ったら今年は活動的にはぐっとゆったりでした。
しかも二泊とも温泉だ!ぜいたく!
この旅行は岩手にお金を落とす、という目的もあるので
ハッキリ言ってお湯だご飯だ!と我々の欲望は垂れ流しです。

初日は毎回訪問させてもらってる箱崎のNさんちへ。
うわ、当時がれきの山だった家の前が新築だらけだ!
普通の住宅地です。そして、普通になったことが一瞬違和感に
なるほど長く、そこは更地のままだったわけです。
100年以上あった村が、その日を境になくなって、そこに住んでた
人達は仮設住宅住まいになって、やっと6年目に家ができて
町が再形成されかけてました。
当時高台にあったNさんちと同じ高さに地面がもりあがっていた。
もちろんポピュラスじゃないから、人間が山を削った土砂でカサを
上げてるわけだ。

感慨もさておきちいさな丘の上の森にある社までの草刈りを
手伝うマンガ家たち。腰が痛い。
結構かかりそうだなーとか言ってたらおばちゃん達が
もう雨降ってくるから終わって戻ってこい、というので
たいへん素直に従うオレ達だ。
そしていつものようにNさんちに集まったおばちゃんズの
心配りの料理をたらふく頂いて適度に酔っ払って
「また来てね」「また来ますね」とやりとりして引上げました。

つづく