2013年11月8日金曜日

生頼範義。



















「骨太」と「迫力」と「うめえ、、、」という
3つの単語で形容される日本屈指のイラストレーター生頼範義を
みなさんは知らねばなりませんよ。

意識せずとも誰もが一度はなにかの媒体で
生頼さんの絵をみてると思うわけです。
恐ろしいほどの仕事量とクオリティ。
圧倒的という言葉がぴったりの構図。
オレが自分の絵を描くにあたって「かっこいい」とか
「存在感」みたいなものを絵の中に必要とするとき
頭に思うのはいつも生頼さんの絵です。

オレは賞というものに大変無縁で(いまだに)
高校生のときにはじめて「ゴミを持ち帰ろう」ポスターで
賞をもらったのが、わりと最初で最後というか、まあ無縁な
わけですが、その時に副賞で図書券もらったんですよ。
五千円分だったかな。
当時では家が建つくらいの大金ですよ。うそですけど。
でもそれで買えなかった本とか買える!と興奮しました時に
ものすごいタイミングで徳間書店から初の生頼範義画集が
出版されたわけです。
愛蔵版つって、ハードカバーで、布装丁でな、ぴったり五千円
だったかなー。家を建てるかこれを買うかで悩んだわけですが
もちろん買いましたよ、生頼範義を!当たり前ですよ!

予約して届いた愛蔵版を手にしたときは震えましたよ。
(その後すぐソフトカバーなだけで、紙質も内容もまったく
おなじの普及版が安く出たときはこれが徳間商法か!と
天を仰いで血の涙を流しましたが、まあそれもいい思い出、、)

文字通り舐めるように見まくったその本から得たものは
いまだに大きいものです。
そんな生頼さんの大規模展示会が遂にというか、やっとと
いうか開催されます!宮崎県です!
これは行くしか!行くしか!

生頼範義展”奇跡を体感せよ” みやざきアートセンター

2014年2月8日〜3月23日