2013年3月11日月曜日

京都で行われる展覧会。それはココ10(カレーじゃないよ、その3)


























「これはね!ちゃんとやりましょう!ちゃんと!」
と、伊藤ガビンは屹然と宣言したのだった。
「はい」とオレは答えたのだった。

マンガミュージアム、略してマンミューはあくまでも
マンガの研究施設がその本質であって、ギャラリーとして
ははっきり言ってしまうとココイチ、じゃなくて
イマイチなのです。スタッフが悪いんじゃなくて
その場所の持つ性質がチカラを持った展示形態を
取り難いというコトなんだけども。

「こりゃー喰う関係の人間を入れましょう!」
とガビンさんが言うので、オナカすいたなーと
思ったら喰う関係じゃなくて、空間系の展示のプロを、
というコトでした。
とゆーわけでガビンさんと一緒にボストークをやってる
乾さんが出張ってきて「有元さんを呼んどいたよ」などと
いうのです。ハンバーガー屋さんで。

有元さんは美術展示のエキスパートでしてオレは初対面。
ビールとハンバーガーほおばりつつ、一通りの状況と
別にキレイな展示をめざしてないというオレの意見に
うなづいた後「襖を使いましょうか」と言った。
(つづく)


なんとあの日から2年経ちました。
何度か岩手にたいして役に立たないけどカラダを運んで
みたけれど、どんよりするほどなにも片づいてないのね。
と、オレがどんよりするのは勝手だが、そこで生きている
人はどんよりなんかしてる場合じゃないので、それはもう
がんばっているのです。でも小さい集まりのがんばりで
どんどんみんなが疲弊していってるのもうっすら見える。
東京なんかに住んでると、日々のにぎやかさに
ついつい忘れてしまいそうな、いまだに避難生活を
強いられている人のコトは絶対忘れてはいけないのだと
じりじり思いつつ、今は自分の仕事をしております。
今年もまた行こうと思います。