2012年4月27日金曜日

未成年。

土田世紀のデビュー作を読んだ時はたまげた。
これはきっと名前の知られてないベテランにちがいないと
思ったら10代だったのでさらに驚愕した。
オレなんかがもうマンガを描いてはいけないのかも、と
真剣に思ったのは、実は土田世紀のデビュー作だけだ。
そういう絵のポテンシャルがあったのだが
土田世紀は絵にこだわり過ぎるコトなく、量産に入る。
それをオレは、ただ絵を描きたいんじゃなくて
人間を描く為に腰を据えた場所なんだなと勝手に理解してた。
実際土田世紀のマンガは泥臭さをなみなみと湛えたまま
ドラマの高みを疾走していたと思う。
まだまだ描かなきゃいけない人だったのに
なんてこった。
ひたすら合掌。
残念です。